五輪野球 ドミニカ共和国が初メダルとなる銅メダル 前回08年北京で金の韓国はメダルなし

[ 2021年8月7日 15:55 ]

東京五輪 野球3位決定戦   ドミニカ共和国10―6韓国 ( 2021年8月7日    横浜スタジアム )

巨人に在籍するドミニカ共和国のメルセデスは飛球を処理する(AP)
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 勝利の瞬間、ベンチを飛び出したドミニカ共和国のナインは全身で喜びを表した。持ち味の打力を存分に発揮して逆転勝ち。同国にとって野球競技で初のメダルとなる銅メダルを獲得した。

 初回にロドリゲスの2ラン、元巨人の4番・フランシスコのソロといきなりの2者連続アーチなどで4点を先制。

 5回に韓国の集中打を浴びて一度は5―6と逆転されるが、終盤の8回だ。1死満塁と韓国の守護神・呉昇桓(オ・スンファン)を攻め立て、相手暴投で同点。さらにフランシスコが左中間への2点二塁打を放って勝ち越した。

 ベンチはお祭り騒ぎ。さらに続くミエセスが左翼に特大の2ランを放って、一気に差を4点に広げた。

 投げては5回2死一、二塁からロングリリーフの巨人・メルセデスが3回1/3を4安打無失点。9回まで投げきる奮闘ぶりでメダルをグッと手繰り寄せた。

 韓国は1点リードの8回に登板した元阪神の呉昇桓が大誤算。5失点で逆転を許した。前回の08年北京五輪では金メダルを獲得したが、今回は無念のメダルなしに終わった。

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