広島・玉村 5回3失点でプロ初勝利はまたもお預け

[ 2021年5月29日 16:28 ]

交流戦   広島―ロッテ ( 2021年5月29日    ZOZOマリン )

<交流戦 ロ・広(2)>5回に勝ち越しを許し悔しがる広島先発・玉村(撮影・沢田 明徳)
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 高卒2年目左腕の広島・玉村昇悟投手(20)が、29日のロッテ戦に先発し、5回3失点でプロ初勝利はお預けとなった。

 2回に林の先制ソロで援護を受けたが、踏ん張れなかった。3回に2死一、二塁のピンチを背負うと、レアードに左前適時打を浴びて同点。その後の2死満塁、さらに4回の2死一、二塁のピンチは耐えたが、5回に勝ち越しを許した。

 5回の1死二、三塁で、岡を空振り三振。2死までこぎ着けたものの、満塁からエチェバリアに中前へ適時打を許し、2点を献上。初勝利の権利を得ることができず、5回を7安打3失点で降板となった。102球で6三振を奪ったものの、5四死球と課題も残った。

 先発ローテーションでは、九里がコロナ陽性判定を受け、森下、高橋昂が濃厚接触者と判断されて登録抹消中。登板機会を得た玉村だったが、念願の初勝利は次回へ持ち越しとなった。

 今回は1軍で3度目の先発登板。前回5月9日の中日戦は5回を3安打2失点に抑えたが、打線の援護なく、一方でビシエドに2ランを浴び、「もう少し厳しいコースに投げ切った方が良かった」と反省した。初登板だった4月29日のDeNA戦でもオースティンとソトに被弾するなど課題も見えた。ただ、佐々岡監督も「まだまだ楽しみ。ああいう(ビシエドの)ところも勉強。今日みたいな投球を最低限やってくれれば」と評価していた。

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