東大、金星スルリ…慶大に涙の9回逆転サヨナラ負け 17年以来の白星ならず

[ 2020年8月11日 05:30 ]

東京六大学野球春季リーグ第1日   東大4ー5慶大 ( 2020年8月10日    神宮 )

<慶大・東大>サヨナラ負けに肩を落とす東大ナイン(撮影・沢田 明徳)
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 目の前で金星がするりと逃げた。東大は9回に2失点して逆転サヨナラ負け。17年秋以来の白星はならず、今季から指揮を執る元中日球団代表の井手峻監督は「あそこを乗り切らないと。“際どい試合に勝って、楽に負ける”。それができなかった」と悔やんだ。

 涙を流す選手もいる中、リーグ戦初出場で7回に一時は勝ち越しとなる適時打を放った2年生の中井は「もう少しで勝てそうだったけど…。初戦でこれだけ力を出せたのは大きい」。自粛期間中は施設も使えず、ナインは荒川の河川敷や近所の公園などで体を動かした。「野球ができない状況になるのは生まれてからなかった。今日は野球ができて楽しかった」。無心で白球を追う日がようやく帰ってきた。

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