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神童・藤井聡太四段の『たかが1敗』

将棋最年少プロ棋士・藤井聡太四段の敗戦を伝える本紙紙面
Photo By スポニチ

 日本近海で発生した台風3号は、時速60キロを超える猛スピードで列島を駆け抜けました。勢力も小さく、目立った被害も出なかったことから、この台風自体あまり注目はされませんでした。ただ、今にして思えば、この台風がその後起きる大変な事態の引き金だったような気もします。

 3号に刺激された梅雨前線はその後南下、活発化して南からの暖かい湿った空気をたっぷりと吸い込み西日本に大雨をもたらしました。7月5日未明に島根県浜田市、益田市に『大雨特別警報』が発令されたあと、同日午後には福岡県、大分県でも警報が発令されました。福岡県朝倉市では、正午から午後9時までの9時間で700ミリという、とんでもない雨量を観測しました。平年7月雨量のおよそ1.5倍に相当するという大雨により、河川の氾濫や崖崩れ、道路の陥没などが発生、福岡県・大分県を中心に大きな被害が出ました。台風シーズンは始まったばかり…。早め早めの避難行動を心掛けましょう。

 この日発令された『大雨特別警報』についてですが、気象庁の発表基準によると『数十年に一度の降雨量となる大雨が予想される場合』とあります。数十年に一度とは、一体何十年に一度なのか?果たして具体的にどのような降り方を指すのか?などなど、いろいろな疑問が湧いてきます。とにかくこれまでに経験したこともない想像を絶する降り方を指すのでしょうが、あまりピンときません。昔から言い伝えられてきた『バケツをひっくり返したような雨』の方がわかりやすいような気もします。

 ところで、今回このような大雨をもたらした要因は一体どこにあるのでしょうか?当然この季節の気候や気圧配置など、具体的な気象要素はあると思いますが、隠れたもう一つの要因に『地球温暖化による日本の亜熱帯化』が挙げられます。日本近海の海水温の上昇は数年前から指摘されており、地球温暖化が主な要因とされています。経験したこともない雨の降り方は、海水温が上昇するほど多くなります。

 話は飛びますが、地球温暖化対策の枠組みを取り決めたパリ協定から、二酸化炭素の世界第2の排出国・アメリカが離脱を表明するなど、心配なニュースが飛び交う昨今。果たしてこのような状況で地球の未来を守れるのか、改めて考えてみる必要がありそうです。

 将棋の最年少プロ棋士・藤井聡太四段の連勝がついに止まりました。7月2日の竜王戦決勝トーナメント2回戦で佐々木勇気五段と対戦した藤井四段は101手で敗れ、昨年12月24日のプロデビュー戦の加藤一二三・九段との対戦以来続けてきた連勝記録は29でストップしました。

 感想戦で『機敏に仕掛けられ、押し切られてしまった。勝負どころがなく敗れてしまったのは残念です』と振り返った藤井四段。30連勝はなりませんでしたが、将来タイトルを総ナメにする可能性のある神童にとって、今回の1敗は『たかが1敗』と軽く流しておきましょう。 (スポニチプラザ大阪総支配人・厨子雄二)

[ 2017年7月7日 15:46 ]

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