PR:

片山の派手な動作に込められた男子ゴルフ復活への思い

ツアー通算30勝をマークし、笑顔を見せる片山晋呉
Photo By 共同

 真意を知ると、物事の見方が変わることは多々ある。たとえば、マイナビABC選手権で優勝した片山晋呉。優勝争いし、結果、優勝した最終日の派手なアクションがとにかくすごかった。

 オーバーすぎるガッツポーズだったり、チップインしたボールにキスしたり、バーディーパットが惜しくも外れると想像以上に悔しがったり…。正直に明かせば、なぜそこまでのオーバーアクションをするのか、全く意味が分からず、目が点になった。だが、優勝会見でアクションについて問われると、意外なコメントを発した。

 「だって、今の男子ゴルフ界、暗いでしょ?いろいろやると、どうせ、また叩かれるだろうけれど」

 どんな風に見られているのか知っていて、あえての行動だったとは。しかも批判があることも承知してのアクションだったとは。二重に驚いた。

 後日、もう少し突っ込んで聞いてみた。何でも、自分の色を出すのは「俺はもともと、顔と名前が一致しないゴルファーだったからさ」とデビュー当時の思いがあるのだという。確かに、最近はほとんどかぶらないが、彼のトレードマークはテンガロンハット。海外でも受けるそれは、存在の薄い自分をアピールするための道具だった。

 顔と名前が一致する今は、低迷する男子ゴルフ界への提唱の意味を込めているようだ。「今の選手でどれぐらいの人が一般の人に知られてる?みんな、上下黒っぽい服を着たりさ。奇抜な色でもいいじゃん。もっと何かしないと」。そんなにも危機感を抱くのであれば、こうなる前、片山が賞金王だった頃、もう少し何かをしていれば良かったのでは…との思いはある。あの頃、とてもとっつきにくく、ファンへの対応にも疑問を抱くことはあった。それを踏まえ、「俺も若かったころはぴりぴりしていたから。でもだいぶ丸くなったよ」という。確かに、と納得。そしてこんなちょっとした変化が、男子ゴルフ界の復活の一助になっていいと感じた。

 そう、人は変わる。だから、私の勝手な思い込みも変わる。ということで、ころころ主張が変わってもお許しを。

[ 2016年12月8日 05:30 ]

Webtools & Bookmarks

注目
アイテム

バックナンバー

注目アイテム

スポニチwikiランキング

      人気ニュースランキング(スポーツ)

      ※集計期間:12月12日02時〜03時

      » 続き

      【楽天】オススメアイテム
      クイックアクセス

      テニス

      ゴルフ

      大相撲

      Go!アスリート

      コラム

      ランニング企画