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“みなみ&奈紗世代”一人でも長く活躍を

<日本女子オープン最終日>優勝カップとローアマ杯を手にガッツポーズする畑岡奈紗

 恥ずかしい話をあえて書く。実は、史上初めてメジャー大会をアマチュアで制した畑岡奈紗を取材したことがない。さすがに日本女子オープンでの優勝は想定外だったが、ツアーVは想定内。なぜなら誰が勝ってもおかしくないほどこの世代は層が厚いからだ。

 筆頭株は高校1年の時、史上最年少で優勝した勝みなみ。史上初めて3週連続トップ10入りを果たした新垣比菜もいるし、12歳270日の史上最年少予選通過記録を持つ松原由美もいる。女子ゴルフウォッチャーに尋ねると、今年の日本女子アマを制した高橋彩花、ジャンボ尾崎の弟子である原英莉花、飛距離が魅力の三浦桃花…などずらりと名前を挙げてくれた。

 来年のプロテストは激戦必至だ。一方でプロになった後の彼女たちを思う。ご存じのように、女子ゴルフ界の新陳代謝はとても早い。数年前までのトッププロが姿を消すことも珍しくない。そう思って見渡すと、希有(けう)な選手がいた。

 元祖天才少女、金田久美子だ。このほど、アマチュアとしてのツアー出場数は勝みなみに抜かれたが、53試合も出場。優勝こそなくても、ツアーでの優勝争いには何度も加わった。そんな彼女も27歳。プロ転向後、2度の賞金シード落ちもあるが細身の体で大きなケガもなく、ツアーに出続けている。何より、練習時間が長い。「アマ時代から今まで、ずっと頑張ってるよね?」と問うと、「だってー」と話し始めた。

 「クミ、こんなところでモタモタするなんて思ってもみなかった。もっともっと勝っているはずだったのに。だから、悔しいんだもん」

 確かにアマ時代の実績を考えればツアー1勝は物足りないかもしれない。トップに立ったことがないから、モチベーションを維持できるとの意見もある。それでも、素直に感心する。

 先ほど、名前を列挙した中に、本来なら14年の全米女子オープンに出場、日本人最年少で予選を突破した橋本千里も加えないといけない。だが、彼女は今、故障で試合に出場しておらず、今後も不透明だ。人の価値観はそれぞれ。一瞬の輝きを求める人もいて当然だ。でも“みなみ世代”であり、“奈紗世代”の彼女たちには一人でも長く活躍して欲しいと親心のような気持ちになる。って、親でも何でもないんですけどね。

[ 2016年11月3日 05:30 ]

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