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異様な応援スタイル“定点観測”で改善を

ゆったりと座れる今年の全米オープン会場
Photo By スポニチ

 こんな発言を聞くと、否定したくなる。日本人選手が海外メジャーなどに参戦した時に発する「こっちのファンはゴルフを知ってるよね」というコメント。まず、一緒くたにするのも納得いかない。そして日本のギャラリーの会話に耳を傾けるとこちらが驚くほど選手の特徴やプレーのことを知っている。だが最近、思う。米国のファンがゴルフを知っているかどうかはともかく、日本のファンの一種、異様な応援はいかがなものかと。

 ギャラリー数の差があるため、この話は女子に限る。そこでは最近、こんなことが頻繁にある。

 お目当ての選手のティーショットの落としどころで待ち構える熱烈な応援団が、打球がフェアウエーを捉えただけで、「ナイスショオオオオ!」と一斉に大声を発する。選手に打球の行方を知らせる目的もあるようで、われ先にと、そして競うような大声だ。さらに、彼ら、彼女らは選手がパットを沈めれば、同組の選手のプレーが続いていようと次のホールへと移動する。要は、応援する選手のことしか考えていない言動が目立つのだ。

 数少ない米ツアー取材だが、日米を比較してみると、選手について回る帯同型の日本に対して、米国は定点観測が多い。加えて、米国は選手を見るというより、ゴルフを見ることを好む人が多いように感じる。

 どちらが良いとか悪いではない。だが、周囲の人が耳をふさぎたくなるような日本の応援スタイルを変える一つのアイデアとして、定点観測しやすい場所を作ってはどうかと思う。

 日本では9番、18番にギャラリースタンドを作るがその数は知れている。しかも、砲台グリーンが多くアップダウンの激しい日本のコースでは、定点観測していてはグリーン面が見えないことが多い。しかも移動しても、ギャラリーが入れる場所ではカップが見えないことも多々ある。地形はどうしようもないが、1大会に1つは名物ホールを作り、その場で全選手がどんな球を打つか見られるようにするのも特異なギャラリーを減らす一助にはなるのではないだろうか。

 個人的には、スタッフに「静かにしてください」と連呼されることなく、米国のように生ビール片手にあーだ、こーだ言うのが好きだ。だって、米国で取材中にいつも「ああ、私もビールが飲みたい!」と思うから。

[ 2016年10月6日 05:30 ]

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