PR:

もしウッズが五輪に出場できたなら…

腰を手術し、いまだ復帰していないタイガー・ウッズ
Photo By 共同

 タイガー・ウッズが元気だったら…。最近、そんなことばかりを思う。112年ぶりに五輪競技に復活したゴルフ。日本と違い、世界的には男子より格段に女子の人気は劣る。だからだろう。女子は五輪への意義を見出しているが、男子は世界ランク1位のジェイソン・デー、2位のダスティン・ジョンソン、3位のジョーダン・スピースら辞退者が続出した。

 ジカ熱や過密日程、治安など、理由は様々だ。パートナーが妊娠中だったり、妊活中だったらジカ熱は怖いだろう。7月にメジャー2試合があり、1週空いてリオ五輪。その1週間後には長いシーズンのクライマックスと言えるプレーオフ4試合がある。ハードスケジュールだ。メジャーではコース近くに子どもたちが通う学校のような場も提供される。選手が何の不安もなくプレーに没頭できる環境を作っている米ツアーと比較すれば、リオデジャネイロの不安は尽きない。

 ただ、いずれも五輪が唯一無二の大会と考えている選手からは聞くことのない理由だ。あり得ないが、もし全米オープンをリオデジャネイロで開催することになったら参加しないプロゴルファーはいないはずだ。

 とはいえ、今までゴルフ界に存在しなかった五輪というビッグイベントだ。いくら、五輪は素晴らしいと声高に唱えてもいかに多くの賞金を稼ぐかが、選手の一定の価値となるプロ選手にとっては魅力は薄いだろう。それなら、ジカ熱、治安、過密日程なんて理由を持ち出さず、「五輪に価値を見出せない」とはっきり言ってくれた方がすっきりする。

 今から8年前、スイス・ローザンヌでの国際オリンピック委員会でゴルフは各団体のトップ、そしてタイガー・ウッズら名選手はビデオメッセージによるプレゼンテーションをした。その一年後、復活が決まった。

 ウッズは腰を手術し、いまだ復帰していない。もし世界ランクNo・1に君臨していたころのウッズが早々に参加を表明し、「みんなも五輪に出よう!」と呼びかけたら、流れは確実に変わっただろう。トッププレーヤーは先人がそうしてくれたように、発展、普及に努める義務がある。残念ながら今の男子ゴルフ界にはそんな気概を持った選手はいなかった。

[ 2016年8月4日 05:30 ]

Webtools & Bookmarks

注目
アイテム

バックナンバー

注目アイテム

スポニチwikiランキング

      人気ニュースランキング(スポーツ)

      ※集計期間:12月15日12時〜13時

      » 続き

      【楽天】オススメアイテム
      クイックアクセス

      テニス

      ゴルフ

      大相撲

      Go!アスリート

      コラム

      ランニング企画