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男子復興のヒント示した関西オープン

大勢のギャラリーに見守られティーショットを放つ池田勇太
Photo By スポニチ

 数カ月前、私は心の中で口汚くののしっていた。「何で、こんなところでやるんだろう。また、ギャラリーが入らないだろうなあ」。5月下旬の男子ツアー、関西オープンの会場は和歌山県橋本市の橋本カントリークラブ。大阪在住の身としては和歌山ってとても遠く、足が自然と遠のくイメージ(和歌山の方、申し訳ありません)だったもので…。それがふたを開けてみたら、平日の初日から2253人を集め、4日間合計で1万5615人もの集客があった。

 和歌山県では42年ぶりのツアー開催。ゴルフを普段見ていない方が多かったようで、選手がショットを放つと良かろうが悪かろうが拍手。ボギーでも拍手がわき起こるという素人っぽさに好感が持てた。

 もちろん、この誇るべき数字は陰の努力があったからこそだ。主催した関西ゴルフ連盟は今回、入場券を昨年から1000円も安くし(当日券は平日2000円、土日3000円。前売り券は2枚で3000円)、なおかつ500円分の食券をつけた。「とにかくお客さんに来てもらわないといけない。プライドだけで高い値段設定にしていてはダメ」と田畑茂事務局長。実入りが少なくなるのは覚悟の上での英断だった。

 さらにツアーの常として、大手運営会社が入り、あれやこれやをするものだが、今大会は昨年からほぼ、自前で行っている。かなりの経費がかかると言われている速報システムまで自分たちで確立。代理店にも頼らず、関西ゴルフ連盟とゴルフ場で協力して約100社のスポンサーを集めたという。通常、賞金総額の3、4倍と言われる経費を今回は2倍程度に抑えた。しかも賞金総額は最も高い2億円に遠く及ばない7000万円なのだから、その努力は半端ない。

 以上の話を関係者から聞き、思った。何かと逆風にさらされている男子ツアーだが、やれることはたくさんある。がんばれ、男子!あっ、冒頭の暴言は忘れてください。

[ 2016年6月2日 05:30 ]

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