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ステップアップツアーを居心地のいい場所にしていいのか

プロ転向後初優勝を飾りトロフィーを手に笑顔を見せる勝みなみ
Photo By スポニチ

 久しぶりにチェックした数字に驚いた。女子ゴルフの下部ツアー、ステップアップツアーの賞金ランク。首位の谷河枝里子の獲得賞金額が1487万8250円もあった。それをレギュラーツアーにあてはめると48位。シーズン途中とはいえ、現在、賞金シード圏内だ。さらに3位までの選手が1000万円を突破。率直な感想を言わせてもらう。そんなに稼いでいいのだろうか。

 レギュラーツアーへの出場資格がない選手や新人を対象に、育成やレベルアップを目的に1991年に始まったステップアップツアー。当初の2試合から今季は21試合まで増加した。一番優勝賞金が高い大会で540万円とレギュラーツアーとはもちろん、差がある。が、21試合もあれば…である。

 単純に試合が増えたこともあるが、規定変更も稼ぐプロが増えた要因だ。これまでは下部ツアーで優勝した選手は翌々週からのレギュラーツアー4試合の出場権を獲得。だが、ほとんどの選手は活躍できずに再び、下部ツアーに舞い戻っていたため、今季からその規定を削除。代わりに、下部ツアーで賞金ランク1位になった選手のみが翌年のレギュラーツアーの前半戦に出られるようになった。となれば、下部ツアーに専念して賞金女王を目指すのは当然のこと。1位を逃したとしても、そこそこのお金を稼げるならなおさらだ。レギュラーツアーで予選落ちをして、獲得賞金0円で経費がかかるよりずっとお得なのだから。

 勝みなみが8月下旬の下部ツアーで涙のプロ初優勝を遂げたように、選手にとって、大事な場である。でも、その名の通り、ステップアップするための場所だ。それなら、賞金ランク1位だけが得られるレギュラーツアーへの出場権の門戸をもう少し広げるなど、手厚くしてはどうか。このままでは居心地のいい場所になってしまう。下部ツアーにおいて、活躍に対する報酬がお金である必要はない。

[ 2017年11月4日 21:10 ]

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