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“とりで”は死守した男子ゴルフ界

 口の悪い関係者は久しぶりに会った際、したり顔で言った。

 「ね?だから言ったでしょ。“誰でも勝てるLPGA”だと」

 米ツアーでは全く歯が立たなかった畑岡奈紗が2週連続優勝を果たし、疲労でへろへろ状態だったという3週目も6位に入ったことを指している。何も、畑岡の力を認めていないわけではない。女子高生で日本女子オープンを制したように実力は国内トップクラス。ゴルフに携わり四半世紀の前述の関係者の発言はあっさりと18歳の少女に2週連続優勝をさせてしまう国内ツアーメンバーのふがいなさに向けてのものだ。

 海外メジャー開催時で手薄な時に韓国からやってきた“刺客”にあっさりと勝利を奪われたこともあった。一方で、今季、優勝しながらその後、何度も予選落ちする選手もいる。女子ツアーにおける優勝の重み、価値を考えていたからだろうか。

 10月下旬の男子の日本オープンは心底、胸をなで下ろした。5打のリードがありながら、アマチュアにあわや逆転負けを食らいそうになった池田勇太のふがいなさを嘆く人もいるだろう。でも、男子ゴルフ界にとっては一打差でも、だらしない内容でも何でもいい。勝つことに意味があった。池田も「アマに負けちゃいけないし、どんな勝ち方でも勝ったか負けたかが大事」と力説した。

 とはいえ、矛盾もある。池田は「金を払って見に来てくれる人がいる。男子プロのすごさを見せないと」との使命感から、リスクのある1Wショットを2回も見せた。内容度外視、勝利優先をほのめかしながらも、合間に見せたプロ魂。負けていれば、その選択も含めて非難されたはずだ。何かと女子ゴルフと比較される男子ゴルフ。だが、とりでは守った。女子とは違う。“誰でも勝てるJGTO(日本ゴルフツアー機構)”ではない。

[ 2017年11月4日 21:14 ]

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