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“不動的な壁”不在日本ツアーに危機感覚える

サマンサタバサレディースで優勝したキム・ヘリム
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 ここまでなめられているんだ、というのが正直な感想だ。7月の女子ゴルフ「サマンサタバサ・レディース」。優勝したのは、日本ツアー初出場の金楷林がキムヘリム「。全米女子オープンの出場権を放棄し、主催社推薦を得た日本ツアーに出場。首位で最終日を迎えることになった2日目、「優勝して(来季、日本で戦う)権利を得て日本でプレーしたい」と宣言した通り、優勝をさらった。

 当初は、キム・ヒョージュ(12年サントリーレディースで当時の日本女子ツアー史上最年少優勝をし、14年エビアン選手権でメジャー優勝)や田仁智がチョンインジ「(15年ワールドサロンパスレディースで初出場初優勝、同年の全米女子オープンも初出場初優勝)のような逸材がまた出てきたのかと思った。だが、彼女は既に27歳。しかも韓国ツアーでは下部とレギュラーを行ったり来たりし、初優勝したのは16年。エリートでもないし、日本を足がかりに米ツアーに挑戦するつもりもない。全米女子オープンと重なっているため層が薄いこと、選手の目の色が変わる高額賞金大会ではないことを下調べした上で、今大会を狙い撃ちにしたのだ。

 現在、日本ツアーは21試合消化し、海外勢の優勝は11試合でそのうち9試合が韓国勢。過去最多だった昨年(37試合中、海外勢23試合、うち韓国勢17試合)に匹敵する。今の日本ツアーがイ・ボミやキム・ハヌル、傍流ならアン・シネらの人気に支えられているのは事実。だからいまさら、韓国勢の躍進に異を唱えるつもりはない。

 文句を言いたいのはだらしのない日本勢に対してだ。昨季、日本勢最上位の賞金ランキング3位で奮闘した選手がなぜ、今季未勝利で賞金ランクも14位にとどまっているのか。初優勝した選手が、なぜ翌週にあっさりと予選落ちをするのだろうか。

 かつて鳴り物入りでプロ入りした宮里藍には不動裕理という大きな壁が立ちはだかった。どちらが勝者になるかは別として、その切磋琢磨(せっさたくま)が見る者を夢中にさせた。今の日本ツアーに不動的な壁がいないことに危機感を覚える。

[ 2017年8月3日 20:14 ]

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