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Go!アスリート 浅田真央

V5で世界切符獲る!真央、復活のSP首位

演技を終え、笑みを浮かべる浅田
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 真央に笑顔が戻った。フィギュアスケートの全日本選手権第2日は25日、世界選手権(来年3月・東京)の代表選考会を兼ねて長野市ビッグハットで行われ、女子ショートプログラム(SP)で今季不振の浅田真央(20=中京大)が66・22点をマークして首位発進した。ダブルアクセルに難度を落とすプランがあったものの、自らの意思でトリプルアクセルに挑戦し、今季初めて大技を決めた。26日のフリーで5連覇を達成して世界切符をつかみ取る。

 いつもの光景が、やっとリンクに戻ってきた。タンゴの調べが終わると、笑みを浮かべた浅田が両手を振って大歓声に応える。こんなシーンをみんなが待っていた。66・22点で昨年12月の全日本選手権以来、1年ぶりのSP首位発進。「こういう演技がしたかったのでホントにうれしかった。やっと今、自分のできること、自分の持っているものを出せたと思う」。極度の不振に別れを告げる2分50秒だった。

 トリプルアクセルにこだわった。佐藤コーチは安全策のダブルアクセルに替えることを提案したが、演技直前の6分間の練習後に自らの意思を伝えた。「トリプルアクセルを跳びたい」。佐藤コーチが「これはえらいことになったなと思った」と言うほどの危険な賭けだった。

 着氷は乱れた。だが、踏ん張った。今季初めて大技を決めると、3回転フリップを跳んだ後は笑みがこぼれた。ステップでは観衆の手拍子に背中を押され、「たくさんの声援がパワーに変わった」と振り返った。

 今季から取り組むジャンプ修正の成果が出ず、NHK杯は8位、フランス杯も5位に低迷。深刻な不振に陥ったが、誰よりも浅田自身が復活を信じていた。同じようにシーズン序盤は不調だった昨季、全日本選手権で4連覇を達成し五輪切符をつかんだ。世界選手権代表入りへ、崖っ縁の状況で迎えた今大会。「全日本はすごくいい演技ができるという自信と、今までやってきた自信と、一発勝負に強いのを思い出した」。苦難を克服してきた過去が勇気を与えてくれた。

 26日のフリーで5連覇を達成すれば、文句なしに世界選手権代表入りが決まる。トリプルアクセルには2度、挑戦する予定だ。「きょう(25日)みたいにいい演技をして、笑顔で終われるようにしたい。(トリプルアクセルは)1回は必ず跳びます!」。SPで復活は示したが、まだ満足はしない。フリーの4分間で見せる。女王の真価と進化を。

[ 2010年12月26日 00:52]

    

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