Go!アスリート 安藤美姫
トリノの惨敗を糧に美姫3年ぶりにGP制覇!
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女子で逆転優勝した安藤美姫のフリー
Photo By 共同 |
フィギュアスケートのGPシリーズ第2戦ロシア杯最終日(24日、ロシア・モスクワ=メガスポルト)に女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)3位だった安藤美姫(21=トヨタ自動車)が、フリー1位の114・75点をマークし、合計171・93点で逆転優勝。世界選手権で金メダルを獲得した06―07年シーズンのスケートアメリカ(06年10月)以来、3年ぶりにGPシリーズを制した。
控えめな笑みで大歓声に応えた。100%満足できる演技ではなかったが、それでも結果はついてきた。フリー1位でSP3位から逆転し、3年ぶりにGPシリーズで優勝。10年バンクーバー五輪へ向け、安藤が好スタートを切った。
「今季はプログラムに不安がない。(だから)結果は良かったけど滑りには納得していません。ただ、ファイナルに出場できるかどうかも関係しているので、うれしいというよりホッとしました」
重要な五輪シーズンの初戦。茶色ベースに金と緑のスパンコールをあしらった衣装、輝く髪飾り、そして舞台を鑑賞して学んだメークで古代エジプトの女王・クレオパトラを演じた。予定していた冒頭の3―3回転ジャンプは「ちょっと疲れていて心配だった」と安全策をとって3―2回転に変更した。ダブルアクセルとのコンビネーションで跳んだ3回転トーループが回転不足になるなど、まだジャンプは本調子ではないが表現力でカバー。演技点の5項目中4項目で7点台をマークし「ジャンプにこだわらず他の面で評価をもらうのが目標だった」と笑みを浮かべた。
大きな注目を浴びた06年のトリノ五輪では、失意の15位に沈んだ。周囲の喧噪(けんそう)、重圧、緊張…。当時のさまざまな経験が、今の安藤には糧になっている。「1度、五輪シーズンを味わっているので、落ち着いて過ごせる。4年たっているので成長しないといけない」。だから、バンクーバー五輪を前に大不振に苦しむ浅田にも「私は彼女が終わったなんて思っていない。彼女は強い。絶対にカムバックしてくる」とエールを送る余裕もあった。
日本人最上位メダリストで五輪代表内定となる大一番、GPファイナル進出(12月、東京)を懸け、次戦はNHK杯(11月6日開幕、長野)に臨む。代名詞の4回転サルコーは封印する予定だが「ロシア杯ではいい課題が見つけられた。結果と自分の滑りをステップに考えて、NHK杯では自分らしく演技したい」と気合十分だ。フランス杯でキム・ヨナ(韓国)が出した合計210・03点の世界最高得点にはまだまだ及ばない。それでも、来年2月の夢舞台での逆転を目指して、安藤の歩みは止まらない。
[ 2009年10月26日 21:36]
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