Go!アスリート 朝青龍
V逸両横綱 結びの一番後ににらみ合い
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白鵬を引き落とした朝青龍は勢い余って白鵬を両手で突く。これに激怒した白鵬がショルダータックル。土俵中央でにらみ合う両者。
Photo By スポニチ |
大相撲夏場所千秋楽(25日・両国国技館)、両横綱が千秋楽結びの一番後、土俵上でにらみ合う大失態を演じた。朝青龍(27=高砂部屋)が引き落としで勝った直後、白鵬(23=宮城野部屋)を両手で突く“ダメ押し”。逆上した白鵬が右肩をぶつけ、にらみ合った。2場所連続の千秋楽相星決戦で優勝を争った2人だが、今場所は終盤の連敗で琴欧洲に初優勝を許し、品格が疑われる態度も露呈。11年ぶりに8日間の大入りを記録するなど盛り上がった場所に水をさした。
琴欧洲の初優勝を祝福する雰囲気だった館内が一瞬にして白けムードに変わった。観衆の目に飛び込んできたのは、朝青龍と白鵬の番外マッチ。場所を締めくくる最後の取組で、乱闘寸前のバトルがぼっ発した。
優勝こそ逃したが、勝った方が名古屋場所(7月13日初日、愛知県体育館)の東の正位となる重要な一番。朝青龍が激しく当たり、左おっつけ、右のど輪で攻め込むと、相手の右腕をたぐりながら引き落とした。だが、勝負がついた直後、朝青龍は倒れた白鵬めがけて痛いはずの腰から突進し、両腕でダメを押した。起きあがった白鵬が“報復”として右肩をぶつけて押し返すと、朝青龍の右手が顔面をかすめた。普段は温厚な白鵬が鬼の形相で先輩横綱に歩み寄る。距離50センチでのにらみ合いは3秒間続いた。
館内がざわつく中、朝青龍はさがりを荒々しく引き抜くと、49本の懸賞を受け取った。支度部屋では冷静さを取り戻し「最後、怖かったね。殴られるかと思ったよ」と苦笑い。ダメ押しは「自分の出足にブレーキがかからなかったため」と弁明すると「まだ彼(白鵬)は若いね。その辺はしっかりしてほしいな。オレもそういう時はあった。熱くなることもあるで」と振り返った。対照的に、白鵬は支度部屋でも目を閉じたまま小声でつぶやくのみ。「先に仕掛けられ、ダメを押された」と語ると、足早に車に乗り込んだ。
取組後、日本相撲協会には約30件の苦情電話が相次いだ。横綱審議委員会の海老沢勝二委員長は「みっともないのはいけません。もう少し冷静にならないと」と苦言を呈し、北の湖理事長(元横綱)も「勝負がついても体は動いている。白鵬が怒っていくのがおかしい。ダメを押されても態度で見せないもの。(2人とも)横綱としてやってはいけない」と話した。
2人が横綱として千秋楽に対戦するのは4度目。初場所では手に汗握る熱戦で日本列島を沸かせた。今場所は琴欧洲の優勝が決まった後の“消化試合”となったが、成績不振のいら立ちをぶつけるかのような行為に批判の声が集まることは必至だ。26日は場所後定例の横審の会合が行われる。何かと角界を騒がせている外国出身力士の品格があらためて問われることになりそうだ。
[ 2008年05月26日 23:18]










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