大相撲 2009年 初場所
「顔じゃない」は角界の隠語
【解説】「顔じゃない」は分不相応という意味の角界の隠語で、目上の者が下の者に対して使うことが多い。ただ、相手をさげすむニュアンスが強いため、ある親方は「普通は自分の方が番付が上でも先輩に対しては使わない」という。
相撲界は番付優先の実力社会の一方で、年長者や先輩を重んずる年功序列の縦社会でもある。舞の海さんは元小結で朝青龍から見れば格下。しかし年齢は一回りも上の40歳。角界を離れたとはいえ、若貴兄弟とともに平成の相撲人気を支えた功労者の1人である。
強ければ何をやっても許されると勘違いしている朝青龍は、これまでも再三品格を問題にされてきた。関係者によれば、昨年12月の冬巡業では稽古を休んだことを審判部の君ケ浜親方(元関脇・北瀬海)に注意され「何様のつもりなんだ」と暴言を吐いたという。朝青龍に年長者を敬う精神があれば、親方や先輩への言葉は違ったはずだ。
(専門委員・大渕 英輔)
[ 2009年01月07日 ]









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