VAAMプレゼンツ マラソンサミット2017【3】箱根駅伝出場チーム監督座談会(上)

座談会を行った(左から)金哲彦氏、上田誠仁・山梨学院大監督、大八木弘明・駒大監督

 「VAAMプレゼンツ第3回マラソンサミットinJAPAN2017」(スポニチ主催)が東京都中央区の明治ホールディングス株式会社講堂で開催され、全国のマラソン、ロードレース大会主催者ら約100人が参加。スポーツツーリズムや大会を取り巻く状況、箱根駅伝出場大学の指導者による座談会などが行われた。

 箱根駅伝出場チーム監督による座談会では駒大・大八木弘明監督(58)、山梨学院大・上田誠仁監督(58)に早大OBでNPO法人ニッポンランナーズ理事長の金哲彦氏(53)も加わり「マラソンランナー育成法」をテーマにして行われ、前半では現役当時のエピソードから学生ランナーに対する指導について語りあった。

 3氏ともに箱根駅伝でランナーとして山上りの5区で区間賞を獲得した共通点を持つ。金氏は現役当時を振り返りつつ「大八木さんはライバルでした。区間賞を取られた(1984年)ことがあります。今は熱血漢で、本当に優しい方。上田さんは(大学は違いますが)素晴らしい先輩で、言葉巧みな名伯楽です」と紹介してスタートした。

 思い出深いレースについて上田氏は「高校時代に別大マラソンのハーフ部門があって、そこで1時間4分15秒の高校記録を出したことに注目されて(順天堂)大学に行けることにつながった」と話し、大八木氏は「大学4年のときの防府マラソン(86年)。当時は箱根駅伝に年齢制限があって、4年時は出られなかった。12月下旬に、箱根駅伝に出るチームに活を入れるため、いいところを見せようと出場した。2時間15分23秒で3位でした」、金氏は「初マラソンだった83年の東京国際マラソンです。瀬古(利彦)さんが2時間8分台で勝ったレースで、箱根駅伝を走って福岡の実家に帰っていたら、電話があり当時の中村(清)監督から“走れ”といわれた。2時間27分39秒で完走がやっと。マラソンと駅伝はぜんぜん違うと思った」と若き日を回顧した。

 これを踏まえて、学生がよく出るロードレースについて大八木氏が「学連主催のレース、ユニバーシアードや世界ハーフの選考会。モチベーションを高くするために選んでいる」、上田氏も「箱根駅伝のような大きな大会のチェックポイントとなるスピード強化できるレースを選ぶ。山上りのようなレースがあれば、箱根の山上りを走る選手をだすこともある」と話す。

 各地の大会では箱根駅伝に出ていることで注目を浴びることもあるが、上田氏は「箱根駅伝に出ていることで有名なんだ。世界に通用して注目されているわけではない。そこを勘違いしてはいけない」、金氏も「(今の箱根駅伝の注目度は)全然違います。幸せかもしれませんけど、それで満足してしまう人も出てくる」と話し、現在の選手を取り巻く環境についても言及した。

[ 2017年3月2日 ]

バックナンバー

人気ニュースランキング(スポーツ)

※集計期間:07月24日02時〜03時

» 続き

【楽天】オススメアイテム
クイックアクセス

テニス

ゴルフ

大相撲

Go!アスリート

スポーツフィッシング

コラム

ランニング企画

スペシャルコンテンツ