大栄翔 キックボクシングトレで突き押し強化「うまく考えて相撲につなげられれば」

[ 2022年9月1日 15:59 ]

大栄翔
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 大相撲の関脇・大栄翔(28=追手風部屋)が1日、稽古後に報道陣の電話取材に応じた。この日は同部屋の関取衆と18番の申し合い稽古を行い「しっかりできているので内容的にも悪くない」と好感触を口にした。

 8月下旬には、都内のファイトフィットネスジムでキックボクシングのトレーニングを行った。ミット打ちやサンドバッグ打ちを初めて体験。「突き押しなので腕を出す体重移動とかにつながれば」と他競技を取り入れた。格闘技好きでプロボクシングの試合を普段から見ることが多いが、実際にやってみると「難しいですね。あんまりできなかったです」と苦笑い。マンツーマン指導で約1時間汗を流した。20年4月から2年間は大学院で学問に取り組むなど、さまざまな分野に意欲的に挑戦している。「体幹をぶらさずにやるとかいろいろ考えながらやりました。うまく自分で考えて相撲につなげられればと思います」とキックボクシングから学んだことも吸収して相撲に生かしていく。

 3場所連続の三役で臨む秋場所(11日初日、東京・両国国技館)は「最低でも勝ち越し以上、目指すなら2桁」と目標を定めた。3関脇3小結の熾烈な次期大関争いには「みんな年も近いので負けたくない」と力を込める。そこから一歩抜け出すためには「突き押しをもっと極めることが一番」と自分の相撲を貫くことを誓った。

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2022年9月1日のニュース