第100代目王者は桐蔭学園! 史上9校目の大会連覇 同点の前半から、後半に一気に加速

[ 2021年1月9日 15:15 ]

第100回全国高校ラグビー大会決勝   桐蔭学園32-15京都成章 ( 2021年1月9日    花園ラグビー場 )

<京都成章・桐蔭学園>連覇を達成し歓喜の桐蔭学園フィフティーン(撮影・北條 貴史)
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 史上最多63校がそろう第100回全国高校ラグビー大会の決勝が9日、花園ラグビー場(大阪府東大阪市)で行われ、前回大会の覇者・桐蔭学園(神奈川)が、32-15で、初優勝を狙う京都成章(京都)を破り、大会連覇を達成した。

 桐蔭学園は2大会連続で3度目の優勝。89回から91回まで3連覇した東福岡以来、史上9校目の連覇を果たした。

 スピードとパワーで相手を圧倒し、連続攻撃で勝ち進んできた桐蔭学園を、「伝統のピラニア・タックル」に象徴されるしつこいディフェンスで京都成章がどう対抗するか。接戦が予想される中、京都成章は前半2分、オフサイドで得たPGをFB辻野隼大主将(3年)が決めて先制。だが、着実にボールを支配した桐蔭学園は前半19分、相手陣5メートルスクラムからチャンスを作り、ロック青木恵斗(3年)が今大会7トライ目となる逆転トライに成功。桐蔭学園は25分にもPGを決めたが、京都成章は前半ロスタイムにロック本橋拓馬(3年)がゴール前に突進。最後はSH宮尾昌典(3年)がトライを決め、10-10で前半を折り返した。

 それでも、地力に勝る桐蔭学園は後半2分に、フランカー粟飯原謙(3年)が相手パスミスによるこぼれ球を持ち込み、勝ち越しのトライを決めると、同5分にも連続トライで京都成章を突き放した。京都成章は後半終了間際に1トライを返すが、一矢報いるのが精いっぱい。“後半に強い”と言われた桐蔭学園の力が徐々に発揮され、見事な大会連覇となった。

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