沿道観戦者数2日で18万人 昨年比85%減も一部“密”に苦情

[ 2021年1月4日 05:30 ]

第97回東京箱根間往復大学駅伝 復路 ( 2021年1月3日    神奈川・箱根町~東京・大手町 5区間109・6キロ )

ゴール前は規制されて無観客だったが、規制されていないエリアでは大勢の観客が沿道に集まった。ランナーは1位でゴールに向かう駒大・石川(撮影・尾崎 有希)
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 主催の関東学連は往復10区間の沿道観戦者数を18万人と発表した。前回大会は121万人で約85%減。事前に「応援したいから、応援にいかない」のキャッチコピーを掲げて沿道での応援の自粛を求めていた。

 コースの警備スタッフを増強して配置し、スタート、フィニッシュ地点と中継所を規制。出場チームにも声掛けや胴上げを禁止し、往路を走った選手はそれぞれの大学の寮でテレビ観戦して応援した。ただ、ゴール付近や主要区間などでは密集して観戦するファンの姿が見られ、大会本部に電話で苦情が寄せられるなど批判が相次いだ。

 関東学連の日隈広至副会長は「テレビを見ると重なって見えますが、実際は隙間が空いている。非常に少なく感じました。みなさんの力を借りて今大会の終了にこぎつけられた」と話した。 

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2021年1月4日のニュース