全米女王ゴールドが2季ぶりGPシリーズ復帰 「サバイバー」熱演 スケートアメリカ

[ 2020年10月24日 08:42 ]

フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズ第1戦スケートアメリカ第1日 ( 2020年10月23日    ラスベガス )

SPで力強い滑りを披露したグレーシー・ゴールド(AP)
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 女子ショートプログラム(SP)が行われ、14年ソチ五輪団体戦銅メダルのグレーシー・ゴールド(25=米国)が2季ぶりにGPシリーズ復活を果たした。今季GPシリーズのトップバッターとして登場。2回転ルッツ、2回転半、2回転フリップに着氷し、「サバイバー」を力強く演じた。得点は46・36点だった。

 全米選手権を2度制したゴールドはうつ病や不安障害、摂食障害のため17―18年シーズンを欠場。米メディアによると、自殺願望とも闘い、摂食障害の入院治療プログラムなどを受けていた。GPシリーズでは18年ロシア杯のSPが最後の演技だった。今年1月の全米選手権でカムバックを果たし、GPシリーズの舞台にも帰ってきた。

 コロナ禍で行われる今季のGPシリーズは各開催国の地元選手や練習拠点とする選手に出場を限定する変則開催。スケートアメリカは無観客で行われており、観客席には観客のパネルが設置されるなど工夫を凝らしている。

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