2位の佐藤駿は「チャレンジ」 強気の4回転3種4本構成 関東選手権

[ 2020年10月4日 17:23 ]

フィギュアスケート関東選手権最終日 ( 2020年10月4日    茨城・山新スイミングアリーナ )

<関東フィギュア選手権最終日>男子フリーで演技する佐藤駿(代表撮影)
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 男子フリーに出場した昨季のジュニアGPファイナル王者の佐藤駿(16=フジ・コーポレーション)は120・52点、合計198・42点の2位。ともにシニア転向初戦となった鍵山優真(17=星槎国際高横浜)に優勝を譲った。

 冒頭から自らの最大の武器である大技4回転ルッツに挑戦。回転が抜け、2回転となった。続く4回転サルコー、トーループには成功。4回転トーループを予定していた4本目は再び4回転ルッツに挑み、3回転となった。着氷時に左股関節付近を痛め、その後の演技にも支障が出たが、「最初のルッツでミスってしまった。サルコー、トーループを降りて乗れていた。(ルッツは)最近降りれてなかったので、もう1回チャレンジした」と強気の4回転3種4本構成を振り返った。

 シニア1年目の今季は始まったばかり。こだわりの4回転ジャンプだけでなく、フランス人のブノワ・リショー氏が振り付けたプログラムの成熟にも意欲を見せる。「まだここから。東日本選手権までには完璧な状態にしたい」と強調。鍵山との直接対決については「一騎打ちと呼べるか分からない。(鍵山が)練習から調子がよくて、僕も頑張ろうと思った。その気持ちが強すぎた」と苦笑いで語っていた。

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