坂本花織 優勝したけどまさかの演技時間オーバー 「あれ、なんで?」

[ 2020年10月4日 17:09 ]

フィギュアスケート・近畿選手権最終日 ( 2020年10月4日    大阪府高石市・大阪府立臨海スポーツセンター )

<フィギュアスケート近畿選手権 シニア女子フリープログラム>会心の演技でフィニッシュした坂本花織だったが演技時間オーバーが明らかになりガックリ(代表撮影)
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 女子フリーで「マトリックス」を滑った坂本花織(20=シスメックス)が143・47点、合計218・35点で2位に約30点差を付ける圧勝をした。高さのあるジャンプと躍動感ある滑りで、大きなミスなく滑り終えたと思われた。しかし、フィニッシュ後に「やってしまった」という表情を浮かべながら、両手で口を抑えた。

 演技時間オーバーのペナルティで1点減点された。

 「パッと見たら4分11秒だった。あれ、なんでオーバーしたんだろうと思って、びっくりしました」

 フリーの規定である4分(プラスマイナス10秒を許容)を、1秒超えた。シーズン初戦らしいミスが出たものの、これぐらいならば簡単に修正が効く。むしろ収穫が大きい。

 「初戦で(フリー)140点を越えたことがないし、210点も取れてうれしい気持ちでいっぱいです」

 シーズンが深まるにつれて調子を上げていくのが、18年平昌五輪6位の特徴だった。これまでのシーズンにない好発進は、明るい未来を予言しているようだ。

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