相撲界もリモート応援? 尾車事業部長が私案「無観客でも盛り上がることができれば…」

[ 2020年6月23日 05:30 ]

尾車事業部長
Photo By スポニチ

 日本相撲協会の尾車事業部長(元大関・琴風)が22日、7月場所(7月19日初日、両国国技館)に向けて「無観客での開催は最低でもできるんじゃないかと思っている」と説明した。希望する協会員ら約1000人に実施した新型コロナウイルスの抗体検査を終え、現在は専門家の指導を待っている段階。その上でガイドラインを作成し、理事会に諮って開催などを判断する。

 プロ野球やJリーグは7月10日から観客を入れて開催する方針。大相撲は3月の春場所(エディオンアリーナ大阪)と同様に無観客開催を目指すが、観客を入れての実施が可能との提言を受けた場合は、協議することも示唆した。また、プロ野球やJリーグの新しい応援スタイルにも着目。私見とした上で「そのまま相撲に当てはまるか分からないが、無観客でも盛り上がることができれば」と何らかの形でファンが参加できる方法も模索する。

 《7月場所の番付は夏場所“ステイ”》この日は当初、7月場所の番付発表が予定されていたが、中止となった5月の夏場所の番付が適用されるため、新たな番付の作成や発表は行われなかった。力士は番付発表を機に稽古のペースを上げていくが、出稽古の解禁も専門家の指示を仰いで決める。尾車事業部長は「最善の策を取ってやるのは間違いない」と話した。また、協会員らに実施した抗体検査の際、希望者にはPCR検査も行ったが、陽性の報告はなかったという。

続きを表示

2020年6月23日のニュース