クリス・リード氏告別式 姉キャシーさん涙の弔辞「あなたのために強くなりたい」

[ 2020年3月21日 21:39 ]

14日に死去したフィギュアスケート・アイスダンスの元日本代表クリス・リードさん
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 今月14日に心臓突然死のため30歳で死去したフィギュアスケート元アイスダンス日本代表のクリス・リード氏の告別式が21日、米ミシガン州のシュレーダーハウェル葬儀場で営まれた。葬儀場のウェブサイトやフェイスブック、インスタグラムを通じてライブ配信された。

 2010年バンクーバー、14年ソチ五輪でカップルを組んだ姉・キャシーさん(32)が英語より先に日本語で弔辞を読み上げ「あなたの声が懐かしい。あなたのスマイルが懐かしい。あなたと手をつなぐことが懐かしい。クリス、あなたのために強くなりたい」などと涙ながらに語った。

 父が米国人、母が日本人のリード氏は長く日本のアイスダンスをけん引。キャシーさんと出場したバンクーバー五輪17位、ソチ五輪は21位。村元哉中(27)と組んだ18年平昌五輪は日本勢の過去最高に並ぶ15位で、同年の四大陸選手権ではアジア初の表彰台となる銅メダルを獲得した。全日本もキャシーさんと7度、村元と3度、計10度の優勝を飾っていた。

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2020年3月21日のニュース