高熱の千代丸 蜂窩織炎の疑いも初のPCR検査 鏡山危機管理部長「胸の異常は見られない」

[ 2020年3月16日 13:39 ]

大相撲春場所9日目 ( 2020年3月16日    エディオンアリーナ大阪 )

千代丸
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 高熱のため8日目から休場した西前頭15枚目の千代丸(28=九重部屋)が、新型コロナウイルスの感染の有無を調べるため、PCR検査を受けることになった。

 前日39・7度の熱を出し、病院で診察を受け、日本相撲協会から病院での検査と隔離の指示を受けた。今朝の検温でも熱が下がらず40度まで上がったため、師匠の九重親方(元大関・千代大海)は日本相撲協会の鏡山危機管理部長(元関脇・多賀竜)に、PCR検査を受けることを報告した。

 千代丸は大阪市内の病院で診察を受け、胸部のX線検査では、異常は見られなかったという。

 鏡山危機管理部長は「熱が続いたのでPCR検査を受けてもらう。体は元気だと聞いている」と話した。

 ただ、高熱の原因については「師匠から蜂窩(ほうか)織炎の疑いが強いと聞いている」と説明した。千代丸の兄弟子の千代大龍も、前日の取組後「蜂窩織炎の熱みたいな感じじゃないですか」と話していた。

 現在、千代丸は宿舎の個室に隔離されているもよう。同部長は「他の力士は変わりはない。他の協会員にも同様の事例はない」と続けた。

 検査は保健所で受ける予定で、結果がいつ判明するかは未定だが、協会は新型コロナウイルスの感染者が出た場合、春場所を中止する方針を打ち出している。

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