【箱根駅伝】青学大が2年ぶり総合V!大会新記録で令和初の王者 実った「やっぱり大作戦」

[ 2020年1月3日 13:23 ]

第96回東京箱根間往復大学駅伝 復路 ( 2020年1月3日    神奈川・箱根町~東京・大手町 5区間、109・6キロ )

<第96回箱根駅伝 複路>トップでゴールテープを切る青学大・湯原(撮影・木村 揚輔)
Photo By スポニチ

 第96回東京箱根間往復大学駅伝・復路は3日、神奈川・箱根町から東京・大手町までの5区間、109・6キロに21チームが参加して行われ、青学大が大会新記録となる10時間45分23秒で2年ぶり5回目の総合優勝を飾った。2位に東海大、3位に国学院大が入った。

 最終10区の湯原慶吾(2年=水戸工)がガッツポーズでゴールテープを切り、待ち受けたチームメートに包まれると、瞬く間に歓喜の輪が広がった。原晋監督(52)は選手らの手で5度、宙を舞った。出雲5位、全日本で2位と敗れ、無冠も覚悟して臨んだ箱根路。危なげない逃走劇で、2年ぶりに覇権を奪還した。

 2位の国学院大と1分33秒差でスタートした6区の谷野航平(4年=日野台)が区間3位の安定した走りで、7区の中村友哉(4年=大阪桐蔭)にタスキリレー。中村も区間4位の堅実な走りを見せて8区の岩見秀哉(3年=須磨学園)につないだ。2位の東海大と2分01秒差でタスキをもらった岩見も力走してトップを守り、9区の神林勇太(3年=九州学院)が東海大との差を3分42秒に突き放して10区の湯原につないだ。

 今大会に向けて掲げたテーマは「やっぱり大作戦」。原監督は「やっぱり今年の4年生は強かった、やっぱり青学大は強かった、やっぱり青学大を応援して良かった、と言われるように笑顔でのゴールを目指してきたい」と抱負を語っていた。

 2日の往路では、2区(23・1キロ)に起用された岸本大紀(1年)が2区の日本人1年生新記録となる1時間7分3秒でトップに躍り出ると、4区、5区と連続区間新記録の快走で3年ぶり4度目の優勝。復路でも盤石の走りで逃げ切り、令和初の箱根王者に輝いた。

続きを表示

この記事のフォト

2020年1月3日のニュース