【羽生結弦と一問一答(1)】自ら振り付け「ちょっとずつ、もっと加えていけるかな」

[ 2019年12月20日 21:38 ]

フィギュアスケート全日本選手権第2日 ( 2019年12月20日    東京・国立代々木競技場 )

<フィギュア全日本選手権第2日>男子SP、演技をする羽生結弦(撮影・小海途 良幹)
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 男子ショートプログラム(SP)で、4年ぶり出場となった羽生結弦(ANA)は110・72点をマークして首位発進した。今大会は国際連盟公認大会ではないものの、18年ロシア杯で自身が記録した世界最高の110・53点を超えた。

 【羽生結弦と一問一答(1)】

――4年ぶりの全日本、SPを終えて
「まあ、とりあえずホっとしています。あの、まあGOEを稼ぎたいという狙いでこういう構成にしましたけれども、まあ結果的にトーループ、トーループの方はかなり稼げてるっていうか、いい出来だったので、まあおおむね満足しています」

――久々の全日本で注目度も高い、プレッシャーになったのか、気持ちが盛り上がるものか
「まあ、プレッシャーの方が大きいです、ただ、プレッシャーは力なんで。まあ、そうやってみなさんに期待されるからこそ、頑張んなきゃって思いますし。まあ、またなんか、試合に入る前、すごい緊張していたんですけど、なんか、なんか日本語でしかアナウンスされないっていう、なんか、まだアナウンスがなんか、これから続くのかなって思ってたら、ああ続かないって思ったりとか。なんかいろいろ冷静に聞けてたりもしてたんで、緊張しつつもいい自信があって、ちょうど良く試合に入れたんじゃないかなっていう風に思います」

――今季「怪我なく」としていた。まだ終わっていないが、ここまでは
「とりあえず一歩ずつ進んでいるのかなという感じはします。まあ、このオトナル自体もすごく自分の中でなんか、過去を振り返りつつ、今から未来へ一歩踏み出すみたいなイメージでやっていたので。とりあえず、そういうイメージの中でも自分として、1つになれたかなという感覚でいます」

――フリーに向けて「とにかく、明日(21日)しっかり休んで調整しながら。まあ、4回転アクセルとかはしないと思うので(笑い)しっかりと休んで、あの、まあその時になってどれだけ調子が上がってくるか、どういう調子になっているかというのを確認しながら、フリーについて考えていけたらなと思います。今はとりあえず、まあ、ショートの良かった点と悪かった点を振り返りながら、まずはホっとしたいなと思います」

――昨日の練習から疲れが見えた、どのようなメンタルで
「まあ、やっぱり今回の構成変更がGOEを稼ぎたいっていうくらいに、すごく出来栄えを意識したものだったので、まず失敗するという頭がなかったです。とにかく、あの、まあアクセルに関しては自分の中ではミスだと思っているので。それくらい自信持ってやっていましたし。まあ練習は練習で、本番は本番だと思って、はい、集中してできたと思います」

――良かった点、反省点は
「まず反省点としては、え~、まあ自分で振り付けを変えてしまって、自分で振り付けをつけているんで、まあトランジションの甘さとか、あの、スピードを出すタイミングとかそういうのがまだ分かっていないかなっていうことがあって。まあ、ちょっとずつ、もっと加えていけるかなっていう風に思っているのが、まず反省点。まあ良かったところにもそれはあって。自分で変えて、まだ1週間前に、1週間前に変えたんですけど、まあそれでも、滑り込みをほぼできていない状態の中でも、まあ試合という緊張感の中で、しっかり調子以上のものを出せたっていうのが、まあ良かったところじゃないかなと思います」

――今後の試合もこの構成か
「う~ん、まあ最初のジャンプ次第かなと思います。もしかしたらループとかルッツとかをショートのど頭に入れるかもしれないので。そしたらもうちょっと、あの、GOEに目を付けて、あそこがトーループでも、今回、音で気持ち良くきれいにハマったと自分の中では感覚があったと思うので。まあ、そういうことも視野に入れつつ、やっていきたいかなとは思います」

――あの位置の方がトーループを跳びやすい音とかあるのか
「コンビネーションでも音ハマるかなと思って、まずやったんですけど、まあコンビネーションとして音もうまくハマっていましたし。ホントはできればエッジ系ジャンプがしたいんですけど。でも、きれいになんか、トーループをちょっとガっていうトーループの跳び方じゃなくて、ちょっと軽めのトーの突き方でトーループを跳んでアレンジをちょっとしているんですけど。まあ、そういうのもなんか、新たな表現の手法かなと思えたんで、そういう意味ではありかなと思います」

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