羽生、圧勝V「大きなケガなく…とても良かった」いざファイナルへ「勝てる自信を持って」

フィギュアスケートGPシリーズ第6戦　NHK杯最終日 （ 2019年11月23日    札幌市・真駒内セキスイハイムアリーナ ）

男子フリーで演技をする羽生（撮影・小海途　良幹）
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　男子フリーでは14年ソチ、18年平昌五輪連覇の羽生結弦（24＝ANA）が全体トップの195・71点を叩き出し、合計305・05点で3年ぶり4度目の頂点に立った。4回転トーループからの連続ジャンプにミスが出たが、後半2本のジャンプを修正する能力の高さを見せ圧勝。12月5日にイタリア・トリノで開幕するファイナル出場権を獲得した。24日はエキシビションが行われる。

　【フリーを終えてQ&A】
　――今大会の感想を。
　「とにかく健康で、どこも痛くなることなく、大きなケガをすることなく、無事にフリーまで滑り終えることができて、とても良かった。また、ファイナルも決まったので、ファイナルに向けて回復をして、しっかり調整をして、ファイナルに向けて頑張りたいと思えた試合だった」

　――ファイナルでどういった演技をすれば満足するか。
　「SP、フリーともにしっかりまとめて、どんな相手に、どんな演技をされても勝てるという自信を持った状態での演技をしたい。ちょっと話はズレてしまうけど今大会、プーさんであったり、お花であったりとか、投げ込みをすごくしてもらって、ぬいぐるみ関係もラッピングして投げてくださったりとか、運営の方々がスピーディーにまとめてくださったりとか、次のスケーターの演技の妨げにならないように時間を取ってくださったりとか、そういった細かいところまで、ファンのみなさんを含めて気遣いをしてくださったので、それがとてもうれしかった」

　――スケートカナダで集中の仕方を変えたと言っていたが、今大会はどうだったか。
　「集中の仕方は特に変えていない。スケートカナダでも良かったと思うし、今回もまた、SPはすごく緊張したと言ったけど、そこそこの演技はできたと思っているので。改良すべき点は自分の実力、またはコンディション作りであって、コントロールの仕方は間違っていなかったと思う」