羽生結弦 GPシリーズの船出 25日公式練習ドキュメント

[ 2019年10月26日 03:54 ]

フィギュアスケートグランプリシリーズ第2戦スケートカナダ第1日 ( 2019年10月25日    カナダ・ケロウナ )

笑顔で練習する羽生結弦(撮影・小海途 良幹)
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 男子ショートプログラム(SP)を前に14年ソチ、18年平昌五輪連覇の羽生結弦(24=ANA)が25日(日本時間26日)、会場のプロスペラ・プレイスで公式練習を行った。今季GPシリーズ初戦へ秒読み段階。羽生は時折、笑顔を見せながら30分間の調整を終えた。

【羽生結弦 25日公式練習ドキュメント※現地時間】
 ▽9:57 リンクサイドに姿を見せる。白のジャパンジャージーを着ている。

 ▽9:58 オーサー・コーチがプーさんのティッシュカバーを丁寧に置く。羽生はイヤホンで音楽を聴きながら、そのリズムに乗っている。

 ▽9:59 首を大きく振りながら音楽のリズムに乗る羽生をブリアン・コーチが笑顔で見つめている。

 ▽10:00 SPの公式練習がスタート。羽生はお辞儀をし、4番目に右足からリンクへ入った。名前が読み上げられ、両手を広げて声援に応える。

 ▽10:01 ステップワークを確認。前日よりもスピードが速い。
 ▽10:02 羽生の滑りを見ながら、オーサー・コーチはうなずく。その後、羽生はドリンクを口にした。

 ▽10:04 観客席上段の解説者シートにいるウィルソン・コーチを確認。同コーチの方向を向き、お辞儀をする。ジャンプの練習を始め、4回転トーループ―3回転トーループ(両手上げ)を跳ぶ。着地で転倒も、起き上がってポーズを決めると、歓声が上がる。白のジャパンジャージーを脱ぎ、オーサー・コーチに渡す。

 ▽10:05 2回転サルコーを確認。続く4回転サルコーはステップアウトだった。両手を腰に当て、考え込む。コーチ陣の元へ行き、ドリンクを飲む。ドリンクのキャップを閉める役目は、いつもブリアン・コーチだ。

 ▽10:07 田中刑事が衣装で曲かけを開始。羽生は4回転サルコーをクリーンに決める。各々の最終調整が進んでいく。
 ▽10:08 再び4回転サルコーに成功する。
 ▽10:09 ループの動作確認に入る。1回転ループを跳ぶ。

▽10:10 4回転ループを決めた。その後はジャンプを整理するように、リンク上を漂う。

▽10:11 4回転ループに右手をつきながら着氷。コーチ陣の元へ行き、再びドリンクを口にする。

▽10:12 4回転ループがステップアウト。考え込みながら滑り込む。続く4回転ループはこらえて着氷した。

▽10:13 ドリンクを飲んで落ち着き、4回転サルコーを跳んだ。

▽10:14 再び4回転サルコーを決める。

▽10:15 曲かけ1分前。2回転サルコーを跳び、うなずく。コーチ陣と話し、リンク脇で屈伸する。

▽10:16 SP「秋によせて」の曲かけスタート。冒頭の4回転サルコーを成功。続くトリプルアクセルを決め、オーサー、ブリアンの両コーチが拍手。4回転トーループ―3回転トーループ(両手上げ)も降り、通しを中断する。

▽10:17 コーチ陣とコミュニケーションを取る。ステップシークエンス途中から断続的に通しを行う。

▽10:18 「秋によせて」が終わり、大きな拍手を受ける。オーサー、ブリアンの両コーチも大きく拍手する。

▽10:19 呼吸を整えながら、イメージを膨らせるようにリンクを漂う。

▽10:20 リンク上で笑い、ドリンクを飲みにコーチ陣の元へ。オーサー・コーチと話し込む。

▽10:21 羽生が身ぶり手ぶりでオーサー・コーチに何かを伝える。談笑が始まり、観客席上段にいるウィルソン・コーチとも会話する。

▽10:22 リンク脇で両手を組みながらリンクを見つめている。オーサー・コーチの話を聞き、再び滑り始める。頭をかくしぐさも見せる。

▽10:23 考え込みながら滑り、4回転サルコーを決めた。

▽10:24 いきなり壁に寄りかかり、右手で指さし確認。サルコーの踏み切り軌道の確認と思われる。

▽10:25 ジャンプ動作を確認し続けている。そして、うなずく。

▽10:26 両手を頭に当てるポーズを見せる。少し氷上を漂い、「秋によせて」冒頭の流れを確認し始める。4回転サルコーを決め、中断。

▽10:27 笑いながら両手を広げるジェスチャー。そのまま、コーチ陣の元へ向かう。オーサー・コーチと話しながら小刻みに走るコミカルなしぐさを見せた。

▽10:28 細かなスケーティングの感触を確かめる。

▽10:29 トーループの踏み切り動作をゆっくり確認。2度行い、練習は終わった。

▽10:30 氷上を指さしながらイメージを膨らませる。公式練習が終了。4方向にお辞儀をする。

▽10:31 遠くにいるウィルソン・コーチにお辞儀。リンクサイドのオーサー、ブリアン両コーチとは抱擁し、左足からリンクを降りる。今回は長めに両手で氷を触る。オーサー・コーチからプーさんのティッシュカバーを渡され、会場の奥に消えていった。

 男子SPは日本時間26日午前9時42分から行われ、羽生は10番滑走、同10時55分から登場予定だ。「ファイナルに行きたい。このスケートカナダで勝ちたい」――。GPシリーズの戦いが、いよいよ幕を開ける。

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