琴奨菊 かつてラグビー日本代表・姫野をスカウトしていた!稽古見学誘うも断られ「成功しなくて良かった」

[ 2019年10月8日 17:15 ]

糸魚川巡業で土俵に上がった琴奨菊
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 平幕・琴奨菊(35=佐渡ケ嶽部屋)がかつて角界入りを勧めたラグビーW杯日本代表No・8姫野和樹(25=トヨタ自動車)にエールを送った。十両・魁勝(24=浅香山部屋)に胸を出した新潟・糸魚川巡業での稽古後、「全ての力を出し切ってほしい。結果はその次」と激励した。

 出会ったのは数年前、偶然入った飲食店でその筋肉に目を奪われた。体のラインが分かる小さめの服装だったこともあり「筋肉は服の上からでも分かる。(首や肩周辺の)僧帽筋が発達していた」。元大関の眼力はお見通しだった。

 「相撲、強くなるよ」。琴奨菊や琴欧洲(現鳴戸親方)の両大関、22人の関取を育てた元横綱・琴桜の先代師匠時代からスカウト活動には熱心な部屋の伝統がある。稽古見学に誘ったそうだが「ラグビーやってますんで」と笑いながら断られた。

 「目の輝きを見ても分かる。出世したと思う」とするが、地元開催のW杯でのこの活躍。「スカウト成功しなくて良かった」。“姫野効果”もあり今大会の日本代表戦は全試合、映像に見入っているそうで、「1人1人が自信と覚悟に満ちあふれている」と絶賛。スコットランド戦がある13日は静岡・伊豆巡業当日。もちろん、テレビ観戦予定だという。

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