開幕1週間で42万人を動員 視聴率も好調 ラグビーW杯中間報告

[ 2019年9月27日 15:58 ]

20日の日本―ロシア戦のスタンドでウェーブで盛り上がる観客
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 ラグビーW杯日本大会の組織委員会は27日、今月20日の開幕から1週間が経過した大会の中間報告をまとめ、観客動員数がのべ42万人を超え、1試合の平均観客数が3万5520人を記録したことなどを発表した。

 開幕から7日間で行われたのは12試合。最多は22日に行われた1次リーグA組のアイルランド―スコットランド戦(日産スタジアム)で、6万3731人を記録した。同会場では21日のニュージーランド―南アフリカ戦でも6万3649人を記録。27日現在で販売可能席数の97%を売り上げているものの、一部の試合ではまだ購入が可能だという。

 全国16カ所の設置されている無料のファンゾーンにも、7日間で約27万人が訪れ、連日にぎわいを見せている。日本のみならず、世界各国でのテレビ視聴率も好調。またSNS展開では21日の南アフリカ戦でニュージーランド代表が披露したハカの動画が、日本国内だけで900万回表示されたという。

 大会組織委員会の嶋津昭事務総長は報告書の中で「何より日本中がラグビーで盛り上がっている姿を目の当たりにし、非常に嬉しく思っています」などとコメントを発表。国際統括団体ワールドラグビーのビル・ボーモント会長も「これは日本の輝かしい瞬間です。素晴らしい大会のスタートです」などとアジア初のW杯の序盤戦に好感触を示した。

 大会は27日は試合が行われず、あす28日には日本―アイルランド戦(エコパ)など3試合が予定されている。

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2019年9月27日のニュース