貴ノ富士 会見開いた理由は「事実を伝えたい」、貴乃花氏への相談は今後も「ないです」

[ 2019年9月27日 13:37 ]

会見する貴ノ富士(撮影・白鳥 佳樹) 
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 秋場所前に暴行問題を起こし、日本相撲協会から自主的な引退を促されている十両・貴ノ富士(22=千賀ノ浦部屋)が27日、都内で弁護士同席のもと、会見を行った。

 記者からの「協会の引退勧告には退職金も出ます。それを棒に振ってまで、会見を開いたいと思った理由は?」との質問には「自分としては事実を伝えたいという思いです」とコメント。「そして、皆様に謝罪したいという気持ちです」と続けた。

 前親方である貴乃花氏への相談は「していません」とキッパリ。今後についても相談するつもりは「ないです」と語った。

 この程度でこの処分は重すぎる?との質問には「自分としては何が的確な処分は考えていません」とコメント。同席の代理人は「引退には納得できないということ」と補足した。

 貴ノ富士は会見冒頭、「昨日、私は公益財団法人日本相撲協会から実質的に引退を勧告するという処分を言い渡されました」と説明。付け人への暴行や差別的発言について反省の言葉とともに、被害に遭った付け人の実家への直接の謝罪の意向などを明かしつつ、「本当に申し訳なく思っています」と謝罪した。とはいえ、「今回の処分はあまりに重く、受け入れられません」「本件の暴行という愚かな行いを反省し、自らの身を戒め、土俵に戻って、相撲道に精進したいと思っています」などと主張した。

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2019年9月27日のニュース