テスト大会は波乱の幕開け トライアスロン女子「意図的な同時ゴール」で失格

[ 2019年8月15日 12:28 ]

トライアスロン 東京五輪予選第1日 ( 2019年8月15日    東京・お台場海浜公園周辺特設コース46・5キロ=スイム1・5キロ、バイク40キロ、ラン5キロ )

<ITUワールドトライアスロン・エリート女子>手を取り合い1位でゴールテープを切るテーラー・ブラウン(左)とリアマンスだが意図的に同時にゴールしたとみなされ失格になる(撮影・西尾 大助)
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 東京五輪、パラリンピックのテスト大会は波乱の幕開けとなった。初日の女子個人はジェシカ・リアマンスとジョージア・テーラー・ブラウン(ともに英国)が手をつないで笑顔のワンツーフィニッシュ。この「意図的な同時ゴール」が競技規定に触れて失格となり、フローラ・ダフィ(バミューダ諸島)が繰り上げで優勝した。

 国際トライアスロン連合(ITU)のスポーツディレクター、ゲルゲイ・マーカス氏は「意図的に一緒にフィニッシュすることは禁止されている。暑さや様々な状況での同時フィニッシュではなく、選手が意図的に同時に入ってこの失格が宣言された」と説明。英国チームから抗議があったが「審議がされた結果、レフェリーの決定通り失格という決着がついた」とした。17年に制定された同規則による失格者は初めて。

 世界ランキング1位のケイティー・ザフィアエス(米国)がバイクの落車で途中棄権するアクシデントも発生。さらにフランス選手1人が熱中症の疑いでレース後に救急搬送された。

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