貴景勝の付け人 納谷初日白星 「大関の迷惑にならないように」

[ 2019年5月13日 14:39 ]

大相撲夏場所2日目 ( 2019年5月13日    両国国技館 )

<夏場所2日目>幕下・磋牙司(左)を押し出しで破る納谷(撮影・村上 大輔)
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 幕下の納谷(19=大嶽部屋)が元関取の磋牙司を押し出しで破り初日を出した。

 立ち合いから相手をしっかり見て突いて、土俵際に回り込まれても足を送って危なげない取口を見せた。

 「しっかり前に出れたんで良かったです。横の動きを意識して1発1発しっかり当てられように。良い感じで出来てるんでいいと思います」

 今場所から新大関の貴景勝の付け人を務めている。関取の付け人はこれが初経験だ。

 「(初日は)ほとんど何もできなかったです。(大関には)凄いよく見てくれたり声かけをしてもらっています。迷惑にならないようにしっかりやっていきたいなと思います。(初日前日の)土曜日の夕方に言われて。凄い勉強になるなと思って」と振り返る。

 師匠の大嶽親方(元十両・大竜)によれば、埼玉栄高の先輩である貴景勝から「(納谷は)後輩なので(付け人に)付けたい」と千賀ノ浦親方(元小結・隆三杉)を通じて依頼があったという。

 「一門の連合稽古でもよく声をかけてくれて、よくしてくれている。勉強になるからやってみなさいと言いました」と大嶽親方は話した。

 大関の初日の取組を支度部屋で見た納谷は「(取組への)気持ちの持って行き方というか、流れが凄いカッコいい。無駄なことがない」と印象を語った。前日は大関から相撲のアドバイスも受けた。「負けるときは突きが外れるときだから、しっかり当てていけと言われました。きょうはそれを意識していきました」と感謝していた。

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2019年5月13日のニュース