紀平梨花 アクセル決めSP5位から逆転V 国際大会負けなし5連勝 三原3位、坂本は4位

[ 2019年2月9日 15:40 ]

<四大陸選手権女子フリー>会心の演技の紀平梨花はテーピングで固定した左手薬指を伸ばしたまま拳を握る(撮影・長久保 豊)
Photo By スポニチ

 欧州以外の国・地域が参加するフィギュアスケートの四大陸選手権第2日は8日(日本時間9日)、米アナハイムで女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)5位と出遅れた紀平梨花(16=関大KFSC)が153・14点をマークし、合計221・99点で逆転優勝を果たした。これで紀平は今季の国際大会は5戦5勝となった。

 大会前に左手薬指を亜脱臼し、準備不足も重なった影響か、前日のSPでは冒頭のトリプルアクセル(3回転半)の失敗が響いて5位発進。首位とは5・06点差が開いたが、この日は冒頭の3回転半を華麗に着氷すると、その後の連続ジャンプもミスなく決めた。3回転半は1回に抑えつつ、ステップとスピンでも高得点をマークして逆転優勝。6・58点をひっくり返した昨年11月のグランプリシリーズ「NHK杯」での逆転劇を再現してみせた。

 2年前の優勝者でSP8位の三原舞依(19=シスメックス)はフリー自己最高の141・97点、合計207・12点で3位。SP2位からの大会連覇を狙った坂本花織(18=シスメックス)は133・43点、合計206・79点で4位に終わった。

続きを表示

この記事のフォト

2019年2月9日のニュース