高橋大輔「復帰してからあっという間」「結果もついてくればいい」5年ぶり全日本へ意気込み語る

[ 2018年12月20日 16:48 ]

<全日本フィギュアスケート選手権公式練習>本番に向け練習する高橋大輔(左)と宇野昌磨(撮影・小海途 良幹)
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21日に開幕するフィギュアスケートの全日本選手権を前に、5季ぶりに現役復帰した高橋大輔(関大KFSC)が会場の東和薬品ラクタブドームでの公式練習後に取材に応じた。

 高橋との主な質疑応答は以下の通り

 ――今の気持ちは

 「今年現役復帰してからここまで、なんか今考えるとあっという間だったなというのと、このなみはやドーム(東和薬品ラクタブドーム)は全日本2回、3回かな、やっているけどいい印象なので、復帰の全日本がこのなみはやで、地元でできるのは嬉しく思う」

 ――全日本という舞台

 「西日本終わってから、この全日本をすごく楽しみにしていて、西日本とは雰囲気もガラっと変わって全日本らしくなって、緊張するかと思ったら以外と落ち着いて挑めていることに正直ビックリしている部分がある。いろんなスケーターとまた公式練習というところで一緒に滑れて喜びを感じている」

 ――西日本のあとスピンとステップを課題に挙げていたが

 「スピンに関しては評価しきれていないと思う。レベルは落としてないけど、時間が足りない部分はあった。その中でできることはやってきた。ステップは本番次第でどれだけ大きく見せられるかで変わってくると思う。今季通して練習してきているので正確性は上がってきているんじゃないかな」

 ――高いパフォーマンスを出せそうか

 「どうですかね、出したい気持ちはやまやまだけど、本番が近づいてくると緊張すると思う。そこの緊張感に勝てるかどうか。できれば頑張ってきたことを全て本番で出せればな、と思う」

 ――全日本への意気込みを

 「今シーズン、全日本を目標にやってきたので、ここでやってきたことを精いっぱいお客さんの前で出すことができれば。そして最後に結果もついてくればいい」

 ――4回転はいつ成功したのか

 「先々週ですね、確か。SPは4回転はせずに、西日本と同じ構成で。フリーは4回転を入れる構成と入れない構成を練習してきた。本番の自分の緊張感の高さといろいろ相談しながら、最後自分がポジションに立つまでギリギリまで悩んで決めたい。(本数は)1本だけ。1本で精いっぱいです」

 ――質のいいジャンプを跳んでいたように見えた

 「やれたりやれなかったりで、それ以外の部分で靴を替えたり、靴のサイズを変えたり色々やってきたので、コンスタントに4回転をやってきたかと言えばそうではない。靴を替えて感覚も良くなって、4回転も成功することができたので体の調子がいい時は練習するようにしていた」

 ――思い描いている4回転に近づいているか

 「近づけたというか、4、5年前に跳んでいた4回転よりもうまくなっている。基本的にジャンプ自体は5年前よりは全体的に上がっているんじゃないかと今シーズン通して感じている。トーループも体の調子さえ良ければいける。いけるなという感覚はだいぶできた。」

 ――4回転の中でトーループが一番落ち着くか

 「いろいろやっていたけど、トーループは苦手なジャンプなんで避けていたけど、やったらできた。3回転トーループも単発でやってこなかった。左足がすぐ軽い捻挫みたいになるくらいうまくないんで避けていたけど、トーをつく時の負荷が前より少なくなっていた。もしかしたらいけるかもと思って練習したら成功することができた。一番しっくりきているのかな」

 ――靴は小さくしたのか

 「0・5ですね。西日本から。シーズンスタートから2サイズダウン」

 ――ジャンプスキルが上がった要因はなにか

 「一からジャンプを作り直そうという気持ちでスタートした。元々持っている自分の感覚よりも今自分の体にどれが合っているか常に考えながら練習してきた。今まではずっと継続してやってきたところで自分自身、訳が分からないところから手術をして膝とずっと付き合ってきて、それ以外の部分でも陸でダンスしたりとか、いろんなことを経験していく中で自分の体はどういうものなのか、より一層4年前より分かってきているのがこういう結果につながっている。あとはまあ、気持ち的にもストレスフリーというのがあるかもしれない」

 男子SPは22日、フリーは24日に行われる。

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