カーリング本橋 生「そだねー」披露 流行語大賞に「ちょっと笑っちゃう 私たちでいいのかな」

[ 2018年12月3日 17:59 ]

「2018ユーキャン新語・流行語大賞」授賞式に出席したカーリング女子の本橋麻里
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 年末恒例の「2018ユーキャン新語・流行語大賞」の年間大賞とトップ10が3日に発表され、年間大賞は「そだねー」に決まった。

 「そだねー」は平昌五輪で日本カーリング史上初の銅メダルを獲得したLS北見が試合中に使っていた「そうだね」を北海道弁で言った言葉。他競技とは違い、選手が試合でマイクを装着するため、声がダイレクトにお茶の間に届いたことが人気拡大にもつながった。候補30語にも選ばれた「もぐもぐタイム」とともに大流行した。

 授賞式には、9月に「ロコ・ソラーレ」の代表理事に就任したカーリング女子の本橋麻里(32)が出席。年間大賞の受賞に、本橋は思わず「ちょっと笑っちゃう」と満面の笑み。「なんか私たちでいいのかなという気持ちと、チームで大会中や試合中はポジティブな言葉だけを発するというルールでやってきたので、その1つの通過点として、『そだねー』って言葉を皆さんに選んでいただいて、嬉しく思います」と感激した。

 「そだねー」の流行に、地元・北海道の人からは「普通だよね」と言われてきたといい、「(北海道では)標準語なので、私たちはいたって普通に返すので」と苦笑。他のメンバーは海外遠征に向かった直後とあって、1人での登壇。「今、海外遠征にきのう出発したばかりなので、まだ起きてないと思うので、起きたら読んでもらえるように、メッセージを送ろうと思います。みんな喜ぶと思います」とニッコリ。最後は「北海道の皆さん、取ったよ〜!“そだねー”」と締めくくった。

 授賞式後には、一人で報道陣の取材にも対応。「大賞を取ると思っていなかったので、本当にびっくりしています。海外で朝目覚めたみんなもびっくりすると思います」とまさかの受賞に驚き「オリンピックが終わってから生活が180度変わった選手もいますし、大変な中、2月から12月を過ごしてきた。シーズンが始まって、集中していたところにサプライズで賞をいただいた」と笑顔を見せた。平昌五輪での「もぐもぐタイム」「そだねー」の大ブームには「最初は戸惑っている部分もあった」としながらも「カーリングというワードがそれに付随して思い出してもらえるというのは選手としてすごく嬉しいこと。今は、みんな、地方の言葉かもしれないですけど、それに誇りを持っています」と胸を張った。

 ベスト10には「eスポーツ」「(大迫)半端ないって」「おっさんずラブ」「ご飯論法」「災害級の暑さ」「スーパーボランティア」「奈良判定」「ボーっと生きてんじゃねーよ!」「#MeToo」が選ばれた。

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2018年12月3日のニュース