20年東京五輪・パラ開閉会式の演出トップに狂言師の野村萬斎氏

[ 2018年7月30日 15:46 ]

五輪・パラリンピックの開閉会式の演出企画チームのトップ「チーフ・エグゼクティブ・クリエーティブ・ディレクター」となった野村萬斎氏
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 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は30日、福島県楢葉町のJヴィレッジで理事会を開催し、五輪、パラリンピックの開閉会式の演出、企画を手掛けるチームを統括する「チーフ・エグゼクティブ・クリエーティブ・ディレクター(チーフECD)」に狂言師の野村萬斎氏(52)の就任が決まった。

 野村氏の下の五輪担当のエグゼクティブ・クリエーティブ・ディレクター(ECD)として、「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズなどで知られる映画監督の山崎貴氏(54)、パラリンピック担当のECDとして、リオ五輪閉会式で引き継ぎセレモニーを手掛けたCMディレクターの佐々木宏氏(63)がそれぞれ就任した。

 3氏はいずれも基本プランなどをまとめるために昨年12月に発足した「4式典総合プランニングチーム」8人のメンバー。映画プロデューサーの川村元気氏(39)、クリエーティブディレクターの栗栖良依氏(40)、音楽家の椎名林檎さん(39)、クリエーティブディレクターの菅野薫氏(40)、演出振付家のMIKIKOさん(40)の5人も引き続き演出、企画チームのメンバーとして協力する。

 野村氏は「今回、このような大役を担うことは大変光栄であり、身の引き締まる思いです。東京2020大会に向けて、8人をはじめとする才能結集させ、機知に富んだ式典にするたにするため尽力していく所存です」とコメントを発表した。

 五輪とパラリンピックの開閉会式は一連の4部作と捉え、起承転結のストーリーとなる。全体のコンセプトは「平和」「共生」「復興」「未来」「日本・東京」「アスリート」「参画」「ワクワク感・ドキドキ感」の8項目に決まっている。

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2018年7月30日のニュース