張本 リオ五輪王者・馬竜を破る大金星で4強!「意外とやりやすかった」

[ 2018年6月9日 20:40 ]

卓球・荻村杯ジャパン・オープン第4日 ( 2018年6月9日    北九州市立総合体育館 )

<LION卓球ジャパンオープン荻村杯3日目>男子シングルス準々決勝、第6ゲーム、馬龍から得点を奪い吠える張本(撮影・会津 智海)
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 男子シングルス準々決勝で、世界ランク10位の張本智和(エリートアカデミー)が、同2位で16年リオデジャネイロ五輪金メダルの馬竜(中国)を4―2で撃破した。

 4月のアジア・カップで世界1位の樊振東(中国)を破った14歳が、またも大金星を挙げた。試合開始からエンジン全開で3ゲーム連取。第4ゲームは3―11、第5ゲームは2―11で落としたが、第6ゲームが粘って盛り返し、11―6で奪った。

 小学6年だった15年10月のポーランド・オープンで初対戦。張本は世界285位、馬竜は1位に君臨していた。「何もできなかった」と言う0―4完敗から約2年8カ月で、その差を一気に縮めて勝利をもぎ取った。

 張本は「現世界王者に勝てて嬉しい。意外とやりやすかった。今日は95点。あと5点は明日に取っておきたい。馬竜に勝つよりも優勝したい」と優勝に意欲を見せた。13年大会の塩野真人以来、5年ぶり日本男子戴冠へ。14歳の勢いは誰にも止められない。

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