76ersが6年ぶりにシリーズを制覇 ヒートのウェイドは現役引退か?

[ 2018年4月25日 12:49 ]

エンビードと健闘を称え合うヒートのウェイド(AP)
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 NBA東地区3位の76ersは24日、地元フィデルフィアで6位のヒートを104―91(前半46―46)で振り切って4勝1敗。2012年の1回戦でブルズを4勝2敗で退けて以来、6年ぶりにプレーオフでのシリーズ制覇を達成した。

 ベテランのJ・J・レディック(33)が5本の3点シュートなどで27得点を挙げれば、センターのジョエル・エンビード(24)も19得点、12リバウンドをマーク。新人王が確実視されているベン・シモンズ(21)は14得点、10リバウンド、6アシストを稼いでチームをまとめた。

 この日は、フィラデルフィアの人気ラッパーで「判事の私憤で実刑判決を受けた」とされていたミーク・ミル(30)が釈放され、刑務所から76ersの本拠地「ウェルズ・ファーゴ・センター」に到着。場内は大歓声に包まれ、76ersの選手たちともロッカールームで対面した。

 地元で社会現象をもたらした“時の人”の登場もあって76ersは奮起。前半は同点で折り返したが、第3Qを34―20として一気に突き放した。

 ヒートはベンチから出たケリー・オリニク(27)がすべてチーム最多となる18得点、8リバウンド、7アシスト、3スティールを稼いで応戦したが後半は息切れ。今季限りでの引退が噂されているドウェイン・ウェイド(36)は31分出場して11得点、5リバウンド、5アシストを記録したが勝利にはつながらなかった。

 ウェイドは今季が15シーズン目。レギュラーシーズンでは通算982試合に出場して平均22・5得点、5・5アシスト、4・7リバウンドをマークし、ファイナル制覇を3度(2006年、2012年、2013年)達成した。昨季ブルズでプレーしたあと今季はキャバリアーズに在籍。しかしシーズン途中で古巣ヒートに移籍していた。

 なお76ersは東地区準決勝でセルティクス対バックスの勝者(現在セルティクスが3勝2敗)と対戦する。

 <チーム記録>

 ▼FG成功率=76ers(42・0%)、ヒート(38・6%)

 ▼3点シュート成功率=76ers(25・0%)、ヒート(28・6%)

 ▼FT成功率=76ers(80・6%)、ヒート(59・1%)

 ▼リバウンド=76ers(53)、ヒート(40)

 ▼アシスト=76ers(27)、ヒート(24)

 ▼ターンオーバー=76ers(15)、ヒート(13)

 ▼速攻ポイント=76ers(10)、ヒート(14)

 ▼ペイント内ポイント=76ers(46)、ヒート(40)

 ▼ベンチスコア=76ers(26)、ヒート(54)

 <個人記録>

 ▼チーム最多得点=レディック(76ers=27)、オリニク(ヒート=18)

 ▼チーム最多リバウンド=エンビード(76ers=12)、オリニク(ヒート=8)

 ▼チーム最多アシスト=シモンズ(76ers=6)、オリニク(ヒート=7)

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