小平 米ツアー初Vから凱旋、内助の功に感謝「もう1勝」意欲

[ 2018年4月18日 05:30 ]

横断幕の出迎えに笑顔の小平
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 米男子ツアーのRBCヘリテージでプレーオフを制し、初優勝を飾った小平智(28=Admiral)が17日、羽田空港着の航空機で凱旋した。会見では妻・古閑美保(35)との秘話も披露。今後は26日開幕の日本ツアー、中日クラウンズ(名古屋GC和合C)に出場後に再渡米し、5月10日からのザ・プレーヤーズ選手権に参戦。5月以降は米ツアーに本格参戦する意向を明かした。

 大きな荷物を手に入国ゲートから出てきた小平を、無数のフラッシュが包み込んだ。午後9時すぎにもかかわらず、多くのファンや関係者から掛けられた「おめでとう!」の声に「ありがとうございます」と頭を下げた。テレビカメラ7台を含む多数の報道陣を前に臨んだ会見。驚きの表情で初優勝の喜びを口にした。

 「凄いことになっていて、少しテンパっています。よくテレビで見るようなスーパースターが帰ってきたみたい。自分になると変な感じですね」

 15日の最終日に6打差12位からの大逆転。参戦15戦目での米ツアーVは、日本選手最速だった。会見ではプレーオフ前に妻・古閑美保との会話内容を披露。首位と2打差で、最終組の結果をクラブハウスで待っている際に電話で話したといい「美保はプレーオフの経験が豊富で“まだ分からないよ。練習してきな”と言ってくれた。あの言葉が役に立ちました」と感謝した。

 世界ランクは27位に浮上。今後は26日からの中日クラウンズに出場後、5月10日からのザ・プレーヤーズ選手権(米フロリダ州)参戦のために再渡米し、米ツアーに本格参戦することになる。拠点などは未定で、妻・美保の同行についても「まだ分かりません」。それでも、目標だけは明確だ。「勝って、この(米ツアーの)舞台のスタートに立てた。これに慢心することなく、米ツアーになじんでもう1勝したい」。快挙は、始まりにすぎない。

 ≪五輪「出たい」≫小平は会見で20年東京五輪についても「リオ五輪でのゴルフ競技を見ていて、出たいという気持ちが湧いた」と意欲を示した。大会は男子の世界ランキングに基づく五輪ランキング上位59人と開催国の日本に1枠が与えられ、計60人が出場権を得る。東京出身の28歳は「自分が育った東京で(開催されて)出たい気持ちは強い。メダルを獲りたいです」と語った。

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