土方歳三敬愛、大林素子が担う戊辰戦争150周年の「大役」そして会津との縁

[ 2018年4月17日 11:15 ]

鶴ヶ城をバックに会津若松市の観光大使としてPRする大林素子
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 戊辰(ぼしん)戦争150周年の節目にふさわしい「大役」だ。バレーボールの元女子日本代表でタレントの大林素子は現在、福島県会津若松市の観光大使としてPR活動を行っている。

 出身は東京都の小平市。地元にゆかりのある新選組、特に土方歳三を敬愛する。関連が深い京都、函館、日野などに加え会津にも何度も足を運び、その魅力にひかれていった。「暖かい人が多い。福島も広いですが、他とは違った土地柄を感じます。今や私にとっては第二の古里ですね」。昨年は会津若松市に55日以上は宿泊。正月は会津から墓参りを行うのが恒例で、永住を考えているほどの会津通ということもあり、地元のPR役に抜てきされた。

 維新の波が吹き荒れる中、義を貫いた土方歳三を「最後の武士」と大林は評する。「負けることが分かっていながらも、徳川のために戦った。そんなところに心酔しています」。土方の生きざまは、大林自身の現役時代にも影響を及ぼしていたという。

 地元の振興はもちろん、「大林素子カップ」のような子供たち向けの大会も将来的には実施したい意向を持っている。東京出身でありながら、歴史好きが転じて会津とは密接な「間柄」となった。「東京都民ですが、心は会津の魂。いろいろ戊辰がらみの参加をしたい」。遠く離れた関東から日本を代表するアスリートに情熱を注がれた会津若松市民をうらやましく思う。(黒田 健司郎)

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2018年4月17日のニュース