錦織、今季クレー初戦白星!ベルディハに逆転勝ちで2回戦進出「バックだけで勝てた」

[ 2018年4月16日 21:53 ]

シングルス1回戦 リターンする錦織圭
Photo By 共同

 男子テニスのマスターズ・モンテカルロ大会は16日、モナコ・モンテカルロで行われ、シングルス1回戦で世界ランキング36位の錦織圭(28=日清食品)は同18位で第12シードのトマーシュ・ベルディハ(32=チェコ)と対戦。4―6、6―2、6―1で逆転勝ちし、2回戦へ駒を進めた。

 錦織は第1セット、いきなり第2ゲームで先にブレークを許す苦しい展開。それでも第6、8ゲームをラブゲームでキープしてリズムを取り戻すと、第9ゲームで相手のミスを誘ってブレークバックに成功した。しかし続く第10ゲームを再びブレークされ、4―6で第1セットを先取された。

 第2セットは、ベルディハのミスに乗じて第5ゲームで先にブレークに成功したが、直後に右手を気にしてトレーナーを呼ぶ場面も。それでも第7ゲームもブレークして波に乗り、続く第8ゲームはきっちりキープして5ゲーム連取でセットカウント1―1とした。

 第3ゲームは完全に錦織のペース。3度のブレークを奪って6―1であっさりものにし、フルセットの戦いを制した。錦織は試合後、「出だしの良さはなかったが、2セット目からラケットが振れ出してバックが特に良かった。クレーの戦いに体がついていかないところもあり、フォアが打てなかったがバックだけで勝てた」と振り返り、右手首については「様子を見ながらやっていく」とした。

 昨年8月に右手首を痛め、今年1月に実戦復帰、2月にはツアー大会復帰を果たした錦織。5月27日開幕の全仏オープンへ向け、今大会は全仏と同じクレーの今季初戦だった。

続きを表示

この記事のフォト

2018年4月16日のニュース