白鵬 夏場所復帰へ意欲新たに 父葬儀から再来日

[ 2018年4月16日 05:30 ]

父の葬儀を終えて日本に戻った白鵬
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 9日に肝臓の病気などで亡くなった父・ジジド・ムンフバトさん(享年76)の葬儀に参列するためモンゴルに帰国していた横綱・白鵬(33=宮城野部屋)が15日午後、成田着の航空機で再来日し、「無事に最後まで送ることができた」と神妙な面持ちで話した。

 ムンフバトさんはモンゴル相撲の大横綱で、レスリングでは64年東京大会から五輪5大会連続出場した。関係者によると、大雪の中で営まれた13日早朝からの葬儀には、モンゴル相撲の歴代横綱をはじめ約1500人が参列。会場は白鵬の意向により、父が現役時代に闘った歴史あるモンゴル相撲の会場を使用したという。

 父と20年東京五輪を一緒に見ることを願っていただけに「一つの悔いというか目標を失った」と喪失感は否めない。そんな中、きょう16日の靖国神社奉納相撲から春巡業に復帰する。「自分の仕事を全うしたい。心と体を整理して、夏場所に臨めれば」。左足親指の負傷などで2場所連続休場中の横綱は、父の死を乗り越えて復帰への意欲を示した。

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2018年4月16日のニュース