野中V、楢崎智は2位 SクライミングW杯開幕戦

[ 2018年4月15日 07:16 ]

ボルダリングで、2季ぶり3度目のW杯優勝を果たした野中生萌
Photo By 共同

 2020年東京五輪で実施されるスポーツクライミングのワールドカップ(W杯)は14日、スイスのマイリンゲンで今季開幕戦となるボルダリング第1戦の準決勝と決勝が行われ、女子は20歳の野中生萌(TEAM au)が2季ぶり3度目のW杯優勝を果たした。野口啓代(同)は決勝で野中らと並んで4課題(コース)全てをクリアしたが、完登に要したトライ数の差で3位だった。

 男子は16年世界選手権を制した楢崎智亜(TEAM au)が2位に入り、高田知尭(鳥取県協会)は5位。イエルネイ・クルーデル(スロベニア)が優勝した。

 ボルダリングは複数の課題に臨み、完登した数を競う。東京五輪は登る速さを競うスピードと、登った高さを競うリードを合わせた3種目の複合で争われる。

 ▼野中生萌の話 すごくうれしい。決勝は集中して登ることができた。他の日本選手も強く、私も負けてられないという気持ち。もっと上を目指して頑張りたい。

 ▼野口啓代の話 初戦から表彰台でいい波に乗れる。去年は2位、3位が多くて今回も3位だったので、今シーズンは優勝したい。

 ▼楢崎智亜の話 調子が良かったので負けたのはショックだが、スイス大会は苦手だったので成長はしている。去年から2位が多いので、そろそろ表彰台の真ん中に乗りたい。

 ▼高田知尭の話 決勝はミスが多く、登り方が分からない課題もあった。初の決勝進出で1回だけではまだ運。これに満足せず頑張る。(共同)

続きを表示

この記事のフォト

2018年4月15日のニュース