ペリカンズは敵地でトレイルブレイザーズを撃破 デービス35得点 土壇場でも活躍

[ 2018年4月15日 16:47 ]

35得点を挙げたペリカンズのデービス(AP)
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 NBA西地区6位でポストシーズンに進出したペリカンズは、敵地ポートランド(オレゴン州)で3位トレイルブレイザーズに97―92(前半45―36)で競り勝ち、敵地での初戦で貴重な白星を収めた。

 14日に開幕したプレーオフ1回戦の4試合で下位シードとして勝ったのはペリカンズのみ。アンソニー・デービス(25)が41分出場してフィールドゴール(FG)を26本中14本成功させ、35得点、14リバウンド、4ブロックショットをマークして勝利に貢献した。

 シーズン途中でブルズから移籍してきたニコラ・ミロティッチ(27)も16得点、11リバウンド、4ブロックショットをマーク。セルティクス時代にファイナル制覇を経験しているベテラン・ガードのライジョン・ロンド(32)は6得点、8リバウンドながら17アシストを稼いでチームを引っ張った。

 3季ぶりにプレーオフに駒を進めたペリカンズは球宴選出のセンターで今季25・2得点、12・9リバウンドを記録していたディマーカス・カズンズ(27)が1月に左足のアキレス腱断裂で戦列を離脱。当初はプレーオフ進出にも赤信号が点灯していたが、デービスを中心にしてチームがまとまり、レギュラーシーズン終盤での順位争いをしのいでここまで勝ち残っていた。

 敗れたトレイルブレイザーズはホームで痛恨の黒星。第3Q途中で15点差をつけられながら、第4Q残り1分で1点差まで追い上げたが、このあとデービスにフリースローを4本連続で決められた。

 大黒柱のダミアン・リラード(27)は42分で18得点、7リバウンド、7アシスト。しかしFGは23本中17本を外すなど精度を欠いて後手に回った。

 リラードとバックコートでコンビを組むC・J・マッカラム(26)は4本の3点シュートで19得点を稼いだが、勝利にはつながらなかった。

 <チーム記録>

 ▼FG成功率=ペリカンズ(47・7%)、トレイルブレイザーズ(37・8%)

 ▼3点シュート成功率=ペリカンズ(33・3%)、トレイルブレイザーズ(30・8%)

 ▼FT成功率=ペリカンズ(70・0%)、トレイルブレイザーズ(75・0%)

 ▼リバウンド=ペリカンズ(54)、トレイルブレイザーズ(58)

 ▼アシスト=ペリカンズ(26)、トレイルブレイザーズ(17)

 ▼ターンオーバー=ペリカンズ(15)、トレイルブレイザーズ(12)

 ▼速攻ポイント=ペリカンズ(17)、トレイルブレイザーズ(29)

 ▼ペイント内ポイント=ペリカンズ(44)、トレイルブレイザーズ(46)

 <個人記録>

 ▼チーム最多得点=A・デービス(ペリカンズ=35)、マッカラム(トレイルブレイザーズ=19)

 ▼チーム最多リバウンド=A・デービス(ペリカンズ=14)、E・デービス(トレイルブレイザーズ=13)

 ▼チーム最多アシスト=ロンド(ペリカンズ=17)、リラード(トレイルブレイザーズ=7)

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