ウッズ お帰り大フィーバー 3年ぶり出場 復活V期待のパトロン大移動

[ 2018年4月4日 05:30 ]

大勢のファンに見守られて練習ラウンドを行ったウッズ
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 男子ゴルフの海外メジャー第1戦マスターズは5日、米ジョージア州のオーガスタ・ナショナルGCで開幕する。公式練習初日の2日には、3年ぶりの出場となるタイガー・ウッズ(42=米国)が登場。大勢のパトロンを引き連れてアウトの9ホールを回り、復活優勝を期待する“タイガー・フィーバー”はますます大きくなっていきそうだ。

アゼリア(つつじ)の花満開のオーガスタにさらに彩りを加える千両役者が帰ってきた。「タイガー!」。3年ぶりとなるウッズの姿に、そこかしこでかけ声が飛んだ。

 58歳のカプルス、世界ランク2位のトーマス(ともに米国)とラウンドを笑顔でスタートするとパトロンの群れも大移動。2番パー5でのチップインイーグルには、まるで最終日のような大歓声がコースに響き渡った。

 合計4度にわたる腰の手術の影響で、最も思い入れある今大会に過去4年でわずか1回(15年=17位)しか出場できなかった。開幕前のチャンピオンズ・ディナーに顔を出すだけで、大会公式サイトでは「コースを目の前にしてプレーできないのはつらかった」と振り返った。

 2年間はほぼ完全にツアーから遠ざかり、一時は世界ランク1199位まで転落した。今季はようやく腰の不安が消え、3月のバルスパー選手権で1打差の2位、その翌週も5位と復調を印象づけた。すでに先週2度の練習ラウンドをこなしており、30日更新の自らの公式サイトでは「勝つためにオーガスタに行く」と宣言。「人生のセカンドチャンスを得た。今はミラクルのさなかにいる」と復活への自信を見せた。

 3日には今度はライバルのミケルソン(米国)との豪華ペアリングでラウンドし、各選手の公式会見ではウッズに関する質問が続出。開幕前の話題はウッズでもちきり。本番でも主役の座をそのまま奪ってしまいそうだ。

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2018年4月4日のニュース