葛西紀明 あらためて北京五輪に意欲「必ず家族の前でメダルをとりたい」

[ 2018年3月27日 13:40 ]

シーズンを終え成田空港に帰国した葛西紀明
Photo By スポニチ

 スキー・ジャンプの葛西紀明(45=土屋ホーム)が27日、今季最終戦のW杯プラニツァ大会を終えて成田空港着の航空機で帰国した。2月の平昌五輪では日本人単独最多となる8度目の出場を果たした。しかし14年ソチ五輪の銅メダルに続く2大会連続のメダル獲得はならず、49歳で迎える22年北京五輪へ「日本から近い北京(での開催)なので。そこで必ず家族の前でメダルをとりたい」と強い意欲を示した。

 今季は助走のスピードが思うように出なかった。試行錯誤を重ねたが、どれも上手くはまらず「ジャンプ人生の中でこんなに悩むことはなかった。だいたい引き出しを出せば上手くいったんですけど。引き出しを出してもだめで、引き出しはもう全部なくなっちゃいました。空っぽ」とお手上げ。今夏は助走に重点を置き、専用の設備のあるラムソー(オーストリア)などで改善に取り組んでいく。

 五輪シーズンを終え、しばらくは休養に努める意向。「まずはリラックスして、温泉でも行って。1年間ずっと減量してきたのでおいしいもの、お寿司やラーメンを食べたいです」と笑顔で話した。

続きを表示

2018年3月27日のニュース