常翔学園 全国選抜大会出場ならず…追い上げるも6点差届かず

[ 2018年3月23日 18:19 ]

 高校ラグビーの近畿大会が23日にあり、常翔学園(大阪)は東海大仰星(大阪)に29―35で敗れ、全国選抜大会出場を逃した。この試合が近畿勢の最後のイスとなる第5代表決定戦。ラスト10分で2トライを挙げる追い上げを見せたものの、6点差届かなかった。

 プロップ為房慶次朗(1年)は「ミスが多かった。そこをつけ込まれた」と、チームで目立ったハンドリングエラーを敗因に挙げた。敵陣でも、自陣でも、大事なところでポロリ、ポロリ。流れと勝利を逸するには十分過ぎる不注意さだった。

 1メートル80、113キロの巨漢1年生は、2回戦で敗れた花園では、ロックとして出場した。当たりの強さは全国の舞台でも出色だった。この試合でも相手を引きずって前進する場面がたびたびあった。19―35の後半25分は、ゴール前で勢い良くもらって2人をなぎたおしてトライを挙げた。大器の片鱗を十分に見せたが、花園V校の壁は厚かった。「どんなタックルも跳ね返して前に出る選手になりたい」。肩を落としながら、成長を誓った。

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2018年3月23日のニュース